第九話
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だが、違うんだよなぁ。もうポタラ合体を止める事は諦めている。なので…
ケールとカリフラが融合し途轍もない気を内包した戦士が現れた。
「ケールとカリフラでケフラっ!」
「ケフラ…さん。すごい気だ…これなら」
新しく表れた戦士ケフラとその尋常じゃない気に驚くキャベ。
「うぉおおがったいした」「がったいしたね」
「「すごいねー」」
全王様はかなりお喜びのようだ。
「わははははっ!悔しいかビルスよぉっ」
「うるさいっ!合体くらいで騒ぐな。それにこっちも良く見てみろっ!」
観戦席ではシャンパ様がビルス様を煽っていたがビルス様は涼しい顔をしている。
「すげぇすげぇぜこれはっ!これならあいつらをぶっ倒せるぜっ!」
「「フューーーーーーーージョン、はっ!」」
「はい?」
呆気にとられるケフラの前で恥ずかしいポーズで指先を合わせるモンテとビーデル。
二人の姿が融合し一人の戦士が現れた。
「おおおぉぉこっちもがったいした」「がったいしたね」
「すごい」「すごいねー」
「どっちが勝つかな?」「どっちだろう」「どっちもがんばれー」「がんばれー」
まさかの合体戦士同士の戦いに表情からは伺えないが全王様はすごく興奮しているようだ。
超サイヤ人ゴッドのままフュージョンしたからだろうか、ケフラ、キャベにはその気は感じられないが観客席にいる破壊神や天使はその気配にジリっと汗を流していた。
「ひっさしぶりにモンデルちゃん登場っ!」
「合体…した…?」
「わははははっ!バカめっ!ポタラだけが合体じゃないんだよっ!」
ポソリと言葉を漏らしたシャンパ様に勝ち誇ったように言うビルス様。
「おいっ!合体なんて卑怯だぞっ!」
「どの口が言うんだバーカバーカっ!」
「くぅぅうううっ!ぶっ飛ばしてやるぜっ!」
口では敵わないとなると地面を蹴ってモンデルへと駆けるケフラ。
その姿を目で追うのもやっとの速度ではあったのだが…
「あ、ぐあっ!」
すれ違いざまに首の後ろを手刀で弾かれ吹き飛ばされたケフラは隆起したカチカッチン鋼に当たってようやく止まった。
「ちくしょうっ!」
岩肌から抜け出したケフラは怒りからか一気に超サイヤ人2へと変身しその気を更に膨れ上がらせていた。
「はぁああああああっ!オララララララっ!」
ケフラは手を突き出すたびに気弾を撃ち出し無数の気弾がモンデルを襲う。
その攻撃をモンデルは後ろではなく前に出る事でかわしていく。
「なにぃっ!?」
まさか前にかわされると思っていなかったケフラは焦り、その一瞬を見逃さずにモンデルは瞬間移動してケフラの背後へと回り込み拳を突き出した。
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