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転生したらビーデルの妹だった件
第七話
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が右手に集まっていますね。ただ防御にまわす気まで右手に集めてしまっては相手に先に倒されてしまいますよ」

「最初はグーっ」

ドドンと圧縮される神の気。

「何をしているか分からんが、そんな暇は与えん」

神の気を感じられないヒットは脅威だとは感じてもその度合いを見誤った。

迫るヒットの右拳。

「ここだっ!」

「何っ!?」

ヒットが右手を振りぬいた瞬間に瞬間移動でヒットの拳を空を切らせ…

「ジャンケン、グーーーーーーーっ!」

星の一つくらい破壊しかねない一撃。

「ぐわーーーーーっ」

わたしのカウンターはヒットを武舞台の外へと吹き飛ばした。

「あ…」

「ジャンケンって…モンテさんの最後の技…」

「うん、ジャンケンって言っていたねトランクスくん」

「ジャンケンってそう言う技だっけ?」

「そんな訳あるか、あのアホ娘が」

呆気にとられる観客たち。

「すげー一撃だったな。オラもさすがにあの一撃は耐えられねぇぞ。やっぱモンテはすげーやつだな」

「フンッ」

「勝った…のか?」

「ええ、その様です」


「ふう…ルールがあって助かった…落とすだけで良いんだもんね」

変身を解き武舞台へと崩れ落ちる。

「つ、疲れた。もう二度とごめんだ」


「勝者は第七宇宙モンテさんです」

わぁあああああっ!

レフリーの宣言に湧きたつ歓声。

「今の試合は無効だ無効。神の気を持つものが試合をやるなんて不公平だろ」

「何を言っているのかな?勝ったのは我々だよ」

シャンパ様がいちゃもんをつけてビルス様が負けじと対抗。

結局最後は二人の争いになりかけた時、この宇宙を作り上げた全能の存在である全王さまが来訪し、急激に態度の変わるシャンパ様とビルス様の二人。

まぁ、超越者の登場に慌てるのは無理のない事。

全王さまがその気になれば宇宙丸ごとを消滅させることも訳が無い事なのだ。

デコピンをかます様に世界を消せる存在に立ち向かう者は居ない。

宇宙同士の争いに釘をさすために来ていた全王さまは、この格闘試合が殊の外面白かったらしく、特別にお咎め無しと言う事に。

次いでい全宇宙で格闘試合を今度催すと宣言された。

それに喜ぶのは悟空さん。もう勘弁して…

その後スーパーシェンロンを目の当たりにしてそのデカさに感動し、格闘大会は終了した。

神の言語じゃないと願いを聞いてもらえないようでビルス様が何をお願いしたかは分からなかったけれど、たしか第六宇宙の地球の復活を願ったんだったかな。

そんなこんなでようやく格闘大会は終了を迎えたのだった。

…わたしに関しては特に益がなさすぎる事件だった
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