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転生したらビーデルの妹だった件
第六話
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特に力むようなこともないフリーザ。

「モンテさんっ!」

慌てて悟飯が駆け寄ろうとするが…

「止めろ悟飯っ、修行をサボっていたお前がいっても足手まといだっ」

「ピッコロさん…」

フリーザとの戦闘が始まる。

53万なフリーザ様はいったいどこに行ったのか。第一形態ですら超サイヤ人ゴッドのわたしより強いんだけどっ!?

空気が振るえるほどの打ち合いに海が割けて海水が舞う。

「面白い、面白いですよあなたっ!」

「わたしは面白くないーーーーっ!」

悟空にボコられ、ベジータにボコられ、ついでにウィスさんにボコられた結果何とかフリーザ様と戦闘が出来ているに過ぎない。

「キェエエエッ!」

「だりゃあああっ!」

互いの気功波がぶつかり合い、爆発。

「全く戦闘力を感じられないのにその強さ。それが神の気ですか。興味深いですね」

「はぁ…はぁ…もう少し疲れてくれるとわたしは…うれしいのだけれども。…こうまで実力の差があると神の気どうのの問題にはならない…」

悟空さんとベジータさんはまだ来ないし、迎えに行こうにもその隙を与えてもらえない。

ビルスさまの星は遠すぎて気を感じるためにはかなり集中しなければ行けないのだ。

「はーっダダダダダダっ!」

「ほっほ、良いですよ。なかなかいい攻撃ですね」

わたしの拳の応酬もそよ風を受けるがごとく、まるで暖簾に腕押し、柳に風だ。

そしてわたしはフリーザ様の軽く振りぬかれる回し蹴りで吹き飛んで海水を巻き上げる始末。

「けほ…けほ…」

「おや、殺したと思ったのですが、存外ダメージが有りませんね」

蹴りが当たる瞬間、その部分にのみ気を手中させてガードしたのだ。全身を守っていたのでは多分大ダメージを受けていただろう。

「はぁ…はぁ…」

純粋に力勝負じゃ逆立ちしたって勝てないのは分かった。殺されないのも相手が遊んでいるからだ。

だが逆にフリーザを殺せるチャンスが有るのは今だけだ。

別に悟空のパワーアップに今のフリーザは必要ないし…何かが有って取り返しのつかない展開になるくらいならばここでわたしが破壊する。

この時わたしはフリーザを破壊すると言う事がどういう事になるか忘れてしまっていたのだが、後の祭りだった。

距離を開けていたわたしは神の気をクリアに保ったままさらに一段階引き上げる。

「はぁっ!」

全身が青いオーラに包み込まれると髪を逆立てた少女が現れた。

「超サイヤ人だとっ!?」

「でも髪が青いわよ」

「あれはいったい…」

ピッコロさんの言葉をビーデルが否定し、悟飯も分からないと呟いた。

「その変身はなんですか?」

神の気を感じら
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