暁 〜小説投稿サイト〜
転生したらビーデルの妹だった件
第六話
[9/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


「なんですかっ!その赤ん坊はっ!!」

ムムムとにらみつけるフリーザ。

いくら寄せ集めなフリーザ軍と言えど赤子に倒されてフリーザのプライドを刺激しない訳無かった。

「サイヤ人めっ」

まぁ尻尾で普通に気付くよね。

「死ねぇっ!」

チュンとフリーザから放たれるレーザーの様な気功波。

こんなものパンちゃんが喰らえばひとたまりもない。わたしも生身では弾けないような威力だ。

「はっ!」

気合を入れると髪が金色に染まる。超サイヤ人に変身しフリーザのレーザーを振るった腕で弾くと地面に大穴が空いていた。

「パンちゃーん。くそっ邪魔だぁっ!」

近寄ろうとした悟飯くんだが、なんか禿のどことなく肌の感じが卵っぽい宇宙人に阻まれていた。

ブウと戦った時の悟飯くんなら一撃で倒せそうな敵だが、修行をサボっていた所為か苦戦していて近づけず。

「その髪、その変身…超サイヤ人ですか…いまいましいものですね」

なんかいきなりヤル気になっているフリーザさま。サイヤ人に恨み骨髄のようだ。

「悟空さんが来る前の肩慣らしです。いたぶってから殺して差し上げましょう」

やーめーてー。

「だうだーぁ」

この状態で笑っていられるパンちゃん。やっぱり将来大物になるよ。

フヨフヨと乗っていた浮遊ポットから飛び出してくるフリーザ様。

「勘違いしては困るから最初に言っておくけど」

「何ですか?」

「わたしはね、悟空さんの何倍も…」

ゴクリと誰かが唾をのみ音が聞こえた。

「いいや何十倍も……」

ジリっとした気配。そして…

「……弱いよ?」

「はい?」

真顔で言い切った。これにはさすがのフリーザ様も呆気に取られていた。

「それにわたしは非戦闘タイプだっ!」

と自分では思っている。

「ホッホッホッホ。非戦闘タイプが超サイヤ人になれるのならば惑星ベージタは超サイヤ人で溢れかえっていた事でしょうねぁ」

クックックと笑うフリーザ。だが地球組は笑えない。

割と超サイヤ人で溢れていたからだ。

「面白い事も聞けましたし、特別に優しく殺してあげましょう」

次の瞬間フリーザの姿がブレた。

「くぅっ」

パンちゃんを後ろに放り投げると腕をクロスして全力ガード。

パンちゃんはビーデルがキャッチしてその胸に抱いていた。

「ほう、死にませんか」

「その赤い髪…超サイヤ人ゴッド…だと?」

とピッコロさんが驚愕の声を上げた。

「超サイヤ人ゴッド、ですか。その程度でサイヤ人の神とはまたチンケなネーミングですね」

互いに距離を取るとモンテは構えを取った。

「準備運動くらいにはなりそうですね
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ