第六話
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」
「なんですかっ!その赤ん坊はっ!!」
ムムムとにらみつけるフリーザ。
いくら寄せ集めなフリーザ軍と言えど赤子に倒されてフリーザのプライドを刺激しない訳無かった。
「サイヤ人めっ」
まぁ尻尾で普通に気付くよね。
「死ねぇっ!」
チュンとフリーザから放たれるレーザーの様な気功波。
こんなものパンちゃんが喰らえばひとたまりもない。わたしも生身では弾けないような威力だ。
「はっ!」
気合を入れると髪が金色に染まる。超サイヤ人に変身しフリーザのレーザーを振るった腕で弾くと地面に大穴が空いていた。
「パンちゃーん。くそっ邪魔だぁっ!」
近寄ろうとした悟飯くんだが、なんか禿のどことなく肌の感じが卵っぽい宇宙人に阻まれていた。
ブウと戦った時の悟飯くんなら一撃で倒せそうな敵だが、修行をサボっていた所為か苦戦していて近づけず。
「その髪、その変身…超サイヤ人ですか…いまいましいものですね」
なんかいきなりヤル気になっているフリーザさま。サイヤ人に恨み骨髄のようだ。
「悟空さんが来る前の肩慣らしです。いたぶってから殺して差し上げましょう」
やーめーてー。
「だうだーぁ」
この状態で笑っていられるパンちゃん。やっぱり将来大物になるよ。
フヨフヨと乗っていた浮遊ポットから飛び出してくるフリーザ様。
「勘違いしては困るから最初に言っておくけど」
「何ですか?」
「わたしはね、悟空さんの何倍も…」
ゴクリと誰かが唾をのみ音が聞こえた。
「いいや何十倍も……」
ジリっとした気配。そして…
「……弱いよ?」
「はい?」
真顔で言い切った。これにはさすがのフリーザ様も呆気に取られていた。
「それにわたしは非戦闘タイプだっ!」
と自分では思っている。
「ホッホッホッホ。非戦闘タイプが超サイヤ人になれるのならば惑星ベージタは超サイヤ人で溢れかえっていた事でしょうねぁ」
クックックと笑うフリーザ。だが地球組は笑えない。
割と超サイヤ人で溢れていたからだ。
「面白い事も聞けましたし、特別に優しく殺してあげましょう」
次の瞬間フリーザの姿がブレた。
「くぅっ」
パンちゃんを後ろに放り投げると腕をクロスして全力ガード。
パンちゃんはビーデルがキャッチしてその胸に抱いていた。
「ほう、死にませんか」
「その赤い髪…超サイヤ人ゴッド…だと?」
とピッコロさんが驚愕の声を上げた。
「超サイヤ人ゴッド、ですか。その程度でサイヤ人の神とはまたチンケなネーミングですね」
互いに距離を取るとモンテは構えを取った。
「準備運動くらいにはなりそうですね
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