第六話
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ですね。
走るとは言ったが歩くよりは早い程度の速度しか出せていない。
しかも鬼畜な事に後ろの道はどんどん消されていて、間に合わなければ永遠に次元の間とやらを彷徨う事になるらしい。
ギルガメッシュはイヤァァアァアっ!!
両隣には悟空さんとベジータさんも同じ修行をしているが、当然重りの重さは個々人で違うため大差はない。
「と言うか、なんでわたしはむしろフィジカル面を鍛えられているのぉ!?」
「モンテさんは気のコントロールは中々見どころが有るのですがやはり耐久面が貧弱ですからね。それでは神の気のコントロールなどとてもとても」
そう言ったウィスさんは後ろの道をどんどん消していく。
「しぬぅ!死んじゃうーー」
死と隣り合わせの修行と家事手伝いを続ける事数か月。
「すぅ…はっ!」
気合を込めると高まる神気。髪は紅く染まりどことなく赤いオーラを放っていた。
その状態でさらに神の気を操りそれでいて気を内側でのみ高めていく。
「超サイヤ人ゴッド。もう自在に操れるようになったのですねぇ。向こうで殴り合っている二人もあなたほど覚えが良いと楽なのですが」
「あの二人は多分殴り合っていた方が覚えやすいタイプだと思う」
「まったくです。そこらの河原の土手ででも殴り合っていればそれで良いのではないか、と思ってしまうほどです」
キチンと神の気を操れるようになってどうにか人間爆弾からは卒業したらしい。
超サイヤ人ゴッドの状態からさらに超サイヤ人へと変身すると髪が青く染まり始めた。
「あなたも器用ですね。もうそんな変身を」
「超サイヤ人ゴッドの力をもったサイヤ人の超サイヤ人って所ですね」
そう、一般的に超サイヤ人ブルーと呼ばれる変身だ。
「あなたは気のコントロールは素晴らしい、ですが…」
すっとウィスの視線が悟空とベジータに向く。
「格闘センスや戦闘経験においては悟空さんとベジータさんに遠く及びません。それに同じ変身状態ならばお二人の方が数段上の実力でしょう」
「まぁ、そうですね。敵いませんよ、二人には。あの二人は純粋なサイヤ人ですよ?」
「いえいえ、そうとも言えないのですがね」
「……?」
何を言っているのだろうかウィスさんは。わたしがあの二人に勝てる訳ない。
「ふぅ…修行もひと段落したのでそろそろ一度地球に戻って良いですか?」
「一人で帰れるならご自由に」
「はーい」
ビーデルの気はっと。
「本当、気のコントロールはお上手ですねモンテさんは」
あったあった。
シュン
瞬間移動すると驚いた顔をしているビーデル。その手に持っていた哺乳瓶をうっかり落としたようで床に転がっていた。
「
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