第五話
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り開き、海水が巻きあがり、水しぶきが収まると…
「ほう、面白いね君。フリーザを倒した孫悟空が出来ないと言うのにまだ上の変身が出来るんだ」
現れた人影は上半身を赤い毛で覆われ目元は紅く隈取されている女性。
金色だった髪は黒髪に戻っている。
「超サイヤ人4」
「なんだ、それでもまだ超サイヤ人ゴッドじゃないんだ。残念」
脱力して本当に残念そうなビルスさま。
「はぁっ!」
裂帛の気合でビルスとの距離を詰めると拳を何十も繰り出すモンデル。
「速度は…まぁまぁか。まぁボクには止まって見えるが」
「はっ!」
抜き打ちのかめはめ波をビルスは軽く腕を振るって弾くと、弾かれた光弾が海を割いた。
「これならどうだっ!」
両手に現れた気円斬を投げ飛ばす。
左右から放物線を描いてビルスに襲いかかるがそれもデコピン一発で破壊された。
「ふん、子供だましだな」
しかし、それでも数秒の時間は稼げた。
モンデルはその隙をついて気を集中し始めていた。
気を極限までコントール、圧縮して放たれるその必殺技。それは…
「10倍かめはめ波ーーーーーーーーーーっ!」
「ほう…これはなかなか」
月の10個や20個は破壊できそうな10倍かめはめ波をビルスは片手で受け止めて割いた。
ビルスの後ろで10倍かめはめ波の余波が切り裂かれた海水で顕になった海底の地形を変えている程なのにビルス本人に焦りの色は見られない。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
「今のは中々凄かったよ。ボクも二割くらい本気を出したくらいだ。誇っていいよ」
でもまぁとビルス。
「これで終わりだ」
一瞬で背後に回るとモンデルが振り返るよりも速く手刀が繰り出された。
が、その瞬間合体に耐えきれなくなったモンデルが分離。空振りに終わる。
「運のいいやつめ」
気を失っているビーデルをモンテが蹴り上げると豪華客船から悟飯が飛び出して受け止める。
「ビーデルさん、しっかりしてくださいっ!」
くそぅ…
「はぁ…はぁ…わたしも…気を失って良いですか?」
「んーー、君は面白いからダメ」
不幸だーーーーっ!違う、不公平だーーーーーっ!
フュージョンでの超サイヤ人4でもダメだとなるともう最終手段しかないだろう。
落ち着け。
もうどうせ次の攻撃で最後だ。
集中しろ。すべてを研ぎ澄ませ。まるで大海が凪いだ海面の様に。さざ波一つ立たない静かな…静かな…
そしてモンテは動いた。
「ぐぅ…」
一瞬、モンテの姿がブレたかと思ったらビルスのカウンターを腹に喰らい悶絶していた。
打ち付けられた拳の上で死に体をさらすモンテはそれでも意
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