第一話
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混乱するモンテ。
「その尻尾…お前サイヤ人か?」
「いえ、生まれも育ちも地球です」
ミゲルママとマークパパから生まれたのは間違いありません。
完全に地球人です。
「まぁいい。スカウターの故障でないのならお前には見どころがある。一緒に来てもらうぞ」
「お断りしま…」
と言う言葉を最後まで言う事は出来ずにサイヤ人…ラディッツに尻尾を掴まれてつるし上げられてしまった。
「ち…力が…はいらにゃい…」
片手で乱暴に持ち上げるラディッツを睨み返す事も出来なかった。
「お前、…やはりサイヤ人ではないのか?だが、飛ばし子だとしても年齢が合わんな、ハーフか?」
くそう…よわむしラディッツのくせにぃ…
「なんにしても珍しい女サイヤ人だ、何かに使えるだろう。少し寝ておけ」
やめろ18禁展開はまだ早いっ!こちとら幼女だぞ、幼女っ!
ドンと首元に手刀を喰らったらしい。
ヤバイ…意識が…
「どこだろう、ここ…」
意識が戻ると目の前には何かカプセルの球体の様な物があり、その奥で煙がもくもくと上がっていた。
「何、どこっ!?狭い所怖いんだけどっ!」
パニックになりつつ目の前の扉らしき部分を叩くとミシリとひびが入った後に盛大に吹っ飛んだ。
無意識に超サイヤ人になっていたらしい。
慌てて狭苦しい所から舞空術で浮き出ると周りを見渡す。
「本当にどこっ!?」
見渡すと荒野のようだが、遠くから何か飛んで来る物体が見えた。
飛行物体から出て来たのは何だろう…ピンクのリトルグレイ型の宇宙人…?それとぷっくりとまんまるな宇宙人?だ。
抵抗の意思が無い事を示す為に地面に降りて状況を見守るモンテ。
「やぁ、いらっしゃい。ヤードラット星にようこそ」
「………はい?」
天国のお母さん。どうやらわたしはどこか知らない星にいつの間にか来ていたようです。
どうにもラディッツのアタックボールに乗せられて気絶させられていたわたしは、恐らくラディッツの死後次の目的地に設定されていたこのヤードラット星に飛ばされてきたらしい。
たどり着いたはいいのだけれど、アタックボールは壊れていて(壊したのはモンテだが)直すのに時間が掛かるし、地球に帰るにはここで瞬間移動を覚えた方が早いとの事…
ヤードラット星人の人たちの好意に甘えたわたしは地球に帰る為に修行する羽目に。
まぁ瞬間移動は覚えたかったから良いのだけれどもっ!
地球のビーデル大丈夫かな…ラディッツ襲撃後、悟飯が大猿化したために月をピッコロが破壊するはずだから大猿化する事は無いと思うけれど…心配だ…
どうせ帰れないのだ。超サイヤ人の状態に慣れる修行もついでにしておこう。
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