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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
☆そしてアタシは、あたしに戻る。
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の腕が首の後ろに回り、紫式部はそっと抱き寄せられる。
細腕ながらもしっかりと筋肉のついた、健康的な腕。
紫式部自身もされるがままではだめだと思い、彼女の腰に手を回して互いの身体を再び密着させた。

「あ、葵様の下着も…大変可愛らしいと思います…。」
「なにそのフォロー、いらないってば。」
「そ、その…慎ましやかな胸も…よいものかと…。」

紫式部のたわわに実ったそれとは対照的な、彼女の平坦な胸。
それを誉めたつもりなのだが、本人の顔はムッとしていた。

「あーそーですか。どーせあたしはまな板ですよ。」
「お気を悪くしたのなら…謝ります。ですからどうか…」
「怒ってないよ。だから…」

力がこめられ、紫式部は押し倒される。
それから乱暴にブラジャーを剥ぎ取られ、その乳房が露になった。

「抵抗…しないんだ?」
「…。」

その問いには答えられなかった。
目の前には、鋭い眼光の肉食獣。
今まさに自分という御馳走を貪ろうと、その目をぎらつかせていた。

「触るよ…いい?」

頷くと胸をわし掴みにされ、乱暴に揉まれる。
柔らかな感触、手からこぼれ出るほどの大きさ。
自分にも分けてほしいと嫉妬もまじえながら、葵は乱暴に揉みしだいた。

「…っ、あぁ…っ?」
「声漏れてるよ。」

嬌声をあげる紫式部、
艶のあるその声は葵自身をさらに興奮させる。
そしてもっと、気持ちよくさせてあげたいと思う。

「は…はうぅんっ?」

葵の手が下へと伸び、下着の上から割れ目をなぞって刺激する。
予想外のことに声をあげ、快感を誤魔化すかのように身をよじらせ逃げようとする。

「下着…もうこんなだね。グショグショだよ?」
「…。」
「乱暴にされるの…好き?」
「…。」

下着は濡れている。
もう言い逃れはできない。
紫式部は恥ずかしいのか、ぎゅっと目をつむって何度も頷いた。

「未亡人だとやっぱりさ、そういうの恋しくなるの?」
「そ、そういったわけでは…ただ…。」
「ただ?」

もじもじしだす紫式部。
言いたいことがあればハッキリ言えばいいのに、何せここには二人しかいないのだから。

「葵様に…乱暴に犯されるのが…クセになってしまいまして…。」
「へー…そっかぁ…。」

納得したようにうんうんと頷く。

「最初はあたしを手玉に取ろうとしたのに、ホントはマゾだったんだね…。」
「…。」
「素直でいいと思う、あたしは。」

頬に両手が添えられ、そらしっぱなしの視線が嫌でも前に向けられる。
目の前には、自分のマスターの顔。

「あたしはそんな香子が、好きだよ。あたしの何もかもを知った上で、好きだって言ってくれたし。」
「…。」
「お互い…全部さらけ出そっ
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