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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
☆そしてアタシは、あたしに戻る。
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人の心情、そして今は紫式部の思うことが書かれているわけだがそこにはこう書かれている。
【たかがそれがなんだ。そういったものも含めて自分のマスターだ。嗜虐性だって常日頃のプレイの内容からしたら嫌でも分かる。子供らしくしたい?ならすればいい。何も包み隠さず、ありのままのマスターでいてほしい、そうであって欲しい。と、紫式部はそう思うのであった】
「…。」
今までの事から、泰山解説祭で嘘をつくことはほぼ不可能。
つまりここに書かれていることは全て真実となる。
「こんなマスターで…いいんだ?」
「ええ…。」
静かに頷く。
「おかしいよ…これからもっと、ひどいことされるかもしれないのに。」
【むしろ大歓迎だ。いじめるのならいじめればいい…それがあなたの愛情表現だと言うのなら私はとことんそれを受け止め続けよう。と、紫式部は僅かな期待とそういった決意を胸に秘めるのであった。】
「あ、いえ…今のは…。」
必要な文章だけをピックアップして出すつもりが余計なものまで表示されてしまった。
「…。」
「…。」
互いに、何もしゃべらなくなる。
けど次は何をするか、何をしたいかは分かりあっていた。
「…このはなれの病室は、誰も来ないそうです。」
「そう…なんだ。」
この病室は滅多に使われることはない。
つまり、誰かが来ることは非常に稀。
さらにアスクレピオスが先輩や近野には適当に事情は説明しておくと言っていたから、心配してお見舞いに来るといった事もない。
言ってしまえば
「夜が明けるまで、ここにいるのは香子と葵様…のみとなります。」
「…。」
自然と手を繋ぐ、
指と指がからみあう。
ここのところ忙しくてご無沙汰だったから、余計に昂ってくる。
「香子…。」
「受け止めましょう…それがあなたの愛ならば。」
?
はなれの病室。
床には洋服が乱雑に脱ぎ捨てられており、その持ち主は今ベッドの上にいた。
下着だけになったお互いの肌を確かめあい、身体の暖かさを感じる。
絹のようななめらかな肌。しっとりと汗ばんだ凹凸のハッキリした身体は葵をさらに欲情させた。
たまらない、この身体を好きにできるというのが。
「こんな…やらしい下着はいてたんだ…。」
「…。」
どこでそんなもの買ってきたんだと聞きたくなるようなショーツをはく紫式部に葵は思わずそう言ってしまう。
「これはその…葵様を誘惑するために」
「はきたいからはいた。ってことじゃないんだね。」
「ま、まぁその…はい。」
布面積は小さく、布野自体が食い込んでいる。
肉つきのいいお尻も同様だ。
「えっち、だね。」
「…。」
「でもそれもかわいいよ、香子。」
彼女
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