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ドリトル先生の野球
第九幕その二
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「山田久志投手、福本豊選手、加藤秀治選手の三人を同じ年のドラフトで獲得して」
「物凄く強くなったんだ」
「その人達を獲得して」
「そうなったんだ」
「そうなんだ、他にも近鉄バファローズもね」
 やはりかつて存在したチームです。
「毎年みたいにいい選手をドラフトで獲得してね」
「それでなんだ」
「チームの戦力を整えたんだ」
「そうだったんだ」
「阪急は後にこの人達が主軸となって黄金時代を築いて」
 そしてというのです。
「近鉄も連覇してるよ」
「そのチームもなんだ」
「ドラフトでいい選手を獲得して」
「その結果なんだね」
「梨田昌考選手、羽田耕一選手、栗橋茂選手、佐々木恭介選手、有田修三選手と次々にいい選手を獲得してね」
 ドラフトによってというのです。
「そうして連覇出来たんだ」
「そういえばソフトバンクにしても」
「あのチームもだよね」
「松中選手、井口選手、城島選手と獲得したし」
「和田投手もそうだよね」
「それで今だってね」
「いいドラフトしてるね」
「そのことを見るとね」
 実際にというのです。
「ドラフトは大事だよ」
「そうだよね」
「失敗すれば巨人みたいになって」
「成功すれば阪急や近鉄みたいになる」
「ソフトバンクも然りで」
「強くなるんだ」
「そうなんだ、広島だってね」
 広島東洋カープ、このチームもだというのです。
「毎年しっかりとしたドラフト戦略考えてるね」
「そうそう、あのチームもね」
「しっかり考えてるね」
「あそこは育成もしっかりしてるし」
「猛練習で有名だし」
「あのチームはずっと低迷していたけれど」
 それでもというのです。
「強くなったのはその低迷してた時も努力していたからだよ」
「ドラフトに育成に」
「頑張って来たからだね」
「今の広島があるんだね」
「阪神と対抗している」
「そうしたチームになったんだ」
「不思議と阪神は広島には毎年負け越しているけれどね」
 先生はこのこともお話しました。
「あのチームが強いのもそのお陰だよ」
「そうだとね」
「いつもちゃんとしたドラフトしてて」
「育成も怠らない」
「だからだね」
「あの強さなんだね」
「そうだよ、本当にドラフトは大事だよ」
 先生はまた言いました。
「チームの将来を左右するからね」
「全くだね」
「強いチームにするにはドラフトを頑張る」
「それが第一だね」
「若しそれを怠ったら」 
 また言う先生でした。
「本当に巨人みたいになるよ」
「ずっとドラフトをおろそかにしていて」
「他チームから選手を掠め取ることしか考えてなくて」
「掠め取ることが出来なくなったら」
「ああなるんだね」
「そうなんだ、ドラフト戦略の立て方も育成も忘れてしまっ
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