猫娘と最終章:さらに向こうへ
NO.112 引き継がれる思い【最終話】
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…………―――そして、時間はあっという間に流れていく。
仮免試験から始まり、ヒーローインターンでは『死穢八斎會』との戦い。
これによってオールマイトの元サイドキックであるサー・ナイトアイが出久が治癒する前に手足を失い、なんとか一命はとりとめたが引退を余儀なくされた。
だが、同時に壊理ちゃんという女の子を救う事ができた。
そして雄英文化祭では出久に対する嫌がらせがあったもののなんとか和解できたなど……。
そしてヒーロー社会を揺らがす大事件であるヴィラン連合擁する超常解放戦線との激しい戦い……。
これによって数多のヒーローが犠牲になったが、それでもなんとかなったなど……。
それからも何度かヴィランとの戦いに巻き込まれていった出久であったが、なんとか雄英高校をついに卒業することになった。
そこで今までのここには記されていない積み重ねがあって出久は爆豪、飯田、轟の三人に呼び出されて向かうとそこで三人に同時に告白された。
「緑谷くん! 君とこれからも一緒に活躍していきたい! 俺と付き合わせてもらえないだろうか!!」
飯田からは真面目なプロポーズ。
「緑谷……俺は俺の意思でお前と一緒にいたいと思う。俺と付き合ってくれ」
轟からは静かな、だがそれでも燃えている感じのプロポーズ。
「出久! お前の一生を半分背負わせろや!!」
爆豪は直球からのプロポーズ。
三者三葉からの告白をされて出久は顔を赤くして、
「あ、あの……そのぉ……」
答えが出ないためにどうするかという感じになっていたが、そこに乱入者が!
「やっぱりダメや! デクちゃんは私がもらうんやから!!」
「ええ!? 麗日さん!?」
「てめぇ!? ここまできてそれはねぇだろ!」
「麗日くん!?」
「素直にそこをどいてくれ、麗日……」
お茶子の乱入によって一気に乱痴気騒ぎに発展して言い合いが勃発したが、それで出久はなんとか気持ち余裕が持てて、クスリと笑いながらも出久が出した答えは―――……。
選んだ相手とは幸せになったという。
誰を選んだかはみんなの心の中に……。
…………それから幾数十年の時が流れて、出久はヴィランとの戦いの度に被害者の体を癒し続けて、気づけば『施しの英雄・出雲』と呼ばれていた。
しかし、結婚した相手には寿命の関係で先立たれ、できた子供にも肉体年齢を抜かされて、孫の世代にも迫るくらい出久は若さを保ち続けていた。
すでに同世代のヒーロー仲間達はいなくなってしまい、孤独な日々が続いていた。
出久の夢である、『みんなと同じ時間を過
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