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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
こうしてアタシは、出てこれた。
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決裂、もとい親子の縁を切るような形で終わった。
そして当の本人は

「いいないいなー。アタシもこれくらい欲しかったなー。」
「だ、だからといって人前で触るのはおやめください…!」
「あ、じゃあ誰も見てなければいいんだ!!そっかそっか!」

相変わらず子供のようにはしゃいでいる。
血にまみれてさえいなければ、それは綺麗な笑顔だった。

「葵さん…何かおかしくありません?」
「あーそれ私も思った。どしたのさみなもっち。」

一緒にいた頃とは明らかに違う彼女を気にしてか、二人は声をかける。

「おかしくないよ。アタシはアタシ通り。なんでもないよ?」
「葵様…一応アスクレピオス様に診てもらった方が…。」
「お医者さん!?やだ!!痛いの嫌い!!」

紫式部の胸に顔をうずめ、震える葵。
子供のようになってしまった彼女。
それに紫式部は困り果てるが、気になる点が一つあった。

「葵様…。」
「なぁに?」

アタシはアタシ、
アタシも香子とえっちしたかった。
アタシは嫌い?あっちのあたしの方がいい?

「ひとつお尋ねしたいのです。葵様は…香子のマスターはどこですか?」

彼女は、二重人格なのではないかと。
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