第八幕その八
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「そうだね」
「スポーツ医学だね」
「最近よく言われるね」
「スポーツも科学でね」
「医学も大きく関わっているって」
「そうだよ、だからね」
それ故にというのです。
「僕も今言うんだ」
「スポーツは医学だから」
「準備体操やストレッチがどれだけ大切か」
「そのことを言えるんだね」
「そうなんだ、確かに僕は自分はスポーツは全く出来ないよ」
それでもというのです。
「けれどね」
「それでもだよね」
「スポーツの知識はあるから」
「医学の観点から」
「それで言えるんだね」
「そうだよ、練習熱心はいいことだけれど」
それだけでなく、というのです。
「その中で身体をほぐしておくこともね」
「大事だね」
「そうだよね」
「怪我は誰だって嫌だし」
「怪我をしない為にもね」
「そうしたことにも気をつけていかないとね」
是非にというのです、そうしたお話をしながら彼の練習を見ていきました。すると彼はランニングを終えて野球部の室内練習場に戻りました。
そしてそこでも練習に励んでいますがちゃんと準備体操やストレッチもしています、先生はそれを見て言いました。
「そうそう、ああすることがね」
「いいことだよね」
「準備体操を忘れない」
「それでストレッチもする」
「それが大事だね」
「全くだよ、ああした風なら」
身体をほぐすことも忘れないならというのです。
「余計にいいよ」
「そうだよね」
「だったらね」
「あの人は大丈夫ね」
「怪我もしないわね」
「デッドボールとかを受けたら別だけれど」
それでもというのです。
「まず大丈夫だね」
「それは何よりだね」
「先生も見ていて安心出来るわね」
「ああした確かな練習をしていたら」
「それなら」
「うん、キャッチャーは特に頑丈さを求められるポジションだしね」
「それあるね」
「プロテクター付ける」
「他のポジションより頑丈さは求められるね」
「どうしてもね」
「だから彼が怪我をしない様にしてるなら」
そのことも念頭に置いて練習をしているのならというのです。
「本当にいいことだよ」
「全くだね」
「ちゃんとストレッチもしてたし」
「そういうのも見ていたら」
「やっぱりいいわね」
「そうだね、ただピッチャーになると違うよ」
このポジションの人達はというのです。
「肘は肩は本当に気をつけないとね」
「壊れるんだね」
「前に肘の靭帯のお話したけれど」
「その靭帯切ったりして」
「大変なことにもなるね」
「そうだよ、肩や肘はね」
ピッチャーの人達はというのです。
「ストレッチや準備体操とはまた別の場合もあるんだ」
「そうだよね」
「何かとね」
「それがあって」
「それでよね」
「肩を壊した
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