第17話 千堂の力 前編
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から異世界の少女達を解放するのだ!!!」
「「「ウォォォォォォォォ!!!」」」
パパパパパパパ!!!!
「イィーーッ!!」
「ギィィッーー!!」
警官達は勿論、流石の戦闘員達も小銃の弾幕射撃を受けてはマトモに抵抗することすらできなかった。ましてや敵は対改造人間用の銃弾を使用していたのだ。怪人より戦力的にも能力的にも格下な戦闘員達は次々と断末魔を上げて倒れていく。
「く、くそう!何だってこんな事に!」
増沢は車内から勢いよく降りて、瞬時にジャケットの下に隠していた拳銃を抜くと、男の1人を撃ち抜く。
パァン!!
「グワァ!」
増沢は全身に返り血を浴びながらもなんとか1人を射殺することに成功する。しかし敵は人海戦術で次から次へと湧いてくる。
「このショッカーの犬めぇぇ!!!」
タァーーーン!!!
「ウッ!!!」
不穏分子の1人に増沢は肩を撃たれった。真っ赤な血が放射状に飛び散る。生身の人間にも関わらず改造人間用の銃弾で撃たれてしまった増沢はその場でうずくまるようにして倒れて意識を失ってしまった。
「マスザワ!!!」
ロウリィが叫ぶ。
気づけば公用車は不穏分子達に取り囲まれていた。
「大人しく出てこい。我々も手荒なことはしたくない」
そう言いながら男達はジリジリと近づいてくる。
「「ロウリィ……」」
テュカとレレイは不安そうな顔をしてロウリィを見つめる。
「私に任せて……」
ロウリィはハルバードを構える車のドアを乱暴に開けて外に飛び出した。
危機を感じたメンバーの一人は即座に車から距離を置いた。それから即座に対改造人間用の銃弾をロウリィに叩き込む。
しかし亜神であるロウリィは凶弾を喰らってもすぐに再生する。
そしてその男との距離を詰めて……
バシュッ!!!
「ヒィィィィ!!腕がァァ!!」
腕を切りつけられ、男は血を吹き出しながら倒れこむ。
「よ、よくも部下を!!このアマぁ!!」
仲間が殺されて逆上した別の男が飛び出す。彼はこの襲撃部隊の隊長だった。彼は切り札であるガイアメモリを取り出して起動すると自分の首筋に突き刺した。
『ライアー!!』
彼はライアー・ドーパントに変身した。そして口から吹き出しのような形をした針をロウリィに放つ。
言葉の針がロウリィに刺さると突如として彼女の足がガクガクと震える。足元がおぼつかず、必死で踏ん張ってないとすぐに転んでしまいそうだった。
「な、何で……??」
ロウリィ自身、訳が分からなかった。
恐ろしい……目の前の男達が恐ろしい…。そんな感
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