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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
覚醒
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私たちは・・・・・みんなの意思でここに来た・・・・・ダカラ・・・・・ゼロのせいじゃない・・・・・・」
「アイリス・・・・・・・」
『ん?まだ、動ける者がいたか。』
シグマはアイリスに向かって電撃弾を発射する。アイリスは起き上がって迎撃しようとするがよろけて体勢を崩す。
「うっ・・・・・・」
「アイリス!」
ゼロは彼女の盾になって電撃弾を受ける。
「グウウッ!?」
「ゼロ!」
ダメージを受けて膝をつくゼロをアイリスは支える。
「大丈夫?」
「・・・・・ハッハハハハ・・・・・」
「ゼロ?」
突然笑い出したゼロにアイリスは驚く。よく見るとゼロの傷が瞬時に修復されていた。
「見てくれよ・・・・・・この空間に入ってからいくらダメージを受けても俺だけは直っていくんだ。自分の意思に関係なく・・・・・・・・」
「ゼロ・・・・・・」
アイリスも自分の体を見るとゼロ同様のことが起こっているのに気がついた。あれほど重傷を負ったにもかかわらず、倒れているエックスとマーティと違い、起き上がってこれたのだから。そして、何よりもゼロの顔が悲しく見えた。
「・・・・・・許してくれ、アイリス・・・・・・こんな俺と付き合っていたばかりに不幸なことばかり巻き込んでしまった。・・・・・・・俺がいなければ・・・・・カーネルもジェネラルも死なずに済んだ。・・・・・俺が作られなければこの世界は・・・・・・・」
「・・・・・・・・そんなことないわ。」
「えっ?」
アイリスの真っ直ぐ向けるまなざしを見てゼロは顔を上げる。
「ゼロがいなかったら私はずっと兄さんのところでただ、自分に与えられたことを実行するだけの存在になっていたかもしれない。エックスやみんなと出会って今の世界について向き合おうとしなかった。・・・・・・ゼロを好きになるなんてことも無かった。みんなゼロがいたからここまで来れたの。私だって。確かにゼロはこの世界に災いをもたらしてしまったのかもしれない・・・・・でも、ゼロのおかげで守ってこれたのもあるのよ。」
「・・・・・・・」
「それに私は貴方にいなくなってほしくない・・・・・・・愛しているから。」
「・・・・・・・アイリス・・・・・・」
アイリスの言葉を聞いてゼロは、涙腺から涙が出た。普段ならあまり出ることがない自分の涙。それが初めて流れた。
「う、うぅ・・・・・・・・・」
ゼロはアイリスを強く抱きしめた。同時に何か吹っ切れたのか鼓動が高まり、体から力が漲ってきた。
“思い出せ、自分の本来の役目を”
どこかから懐かしいような声が聞こえてくる。だが、それとは違って別の想いがあった。
確かにこの力は自身は愚か彼女すら
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