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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
慈愛
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ハンターベース
「これは一体どういうことだ!?」
「どうした?」
ハンターベースでは、各ハンターのウィルス汚染の状況をデータで確認していたライフセーバーたちが困惑していた。
「おかしい・・・・・・・」
「だから、何がだ?」
「これを見てくれ。」
ライフセーバーたちは思わず驚きの表情をした。
各地から送られてきているエックスたちの出力データがリアルタイムで送られてきているのだがゼロの出力が急速に上昇しているのだ。
「ゼロのパワーが上がっているだとっ!?」
「一瞬出力が上昇したのが気になっていたが・・・・ウィルスに汚染されている地域で。」
「お、おい!こっちも見てくれ!」
もう一人のライフセーバーは、オドオドしながらアイリスの出力計を見る。少し前に一瞬で停止寸前まで下がっていた出力が徐々に上昇している。
「ついさっきまで機能停止寸前まで下がったというのにどんどん上がってきているんだ。」
「こんなこと今までなかったぞ!?」
「とにかく計器の変化に目を離すな!この期に及んで故障だとは思えん!」
ライフセーバーたちは、緊張した表情で計測を行う。
???
『・・・・・・恐ろしい。』
一方、こちらでも同じ反応だった。
『フォルテめ・・・・・・・ゼロを本気にさせおったわい。しかも、ゼロだけならともかくフォルテもパワーアップを続けておる。・・・・・確かに基本スペック、及びコンピュータの計算すらもゼロの方が圧倒的に上。じゃが、フォルテは、本来の力を取り戻しつつあるゼロと互角に渡り合うどころか優勢になっている。』
『ドクター、入ってよろしいですかな?』
そこへ部屋に入ってきたのはどこぞの科学忍者隊が着てそうなマントを羽織ったシグマだった。人影は呆れた顔で迎える。
『シグマ・・・・・よくもぬけぬけと入って来れたもんじゃのう。全く・・・・ゼロどころか地球を吹き飛ばすつもりか?』
『それは誤解ですぞ、ドクター。私の今回の目的は飽くまでゼロの真の姿を見ること。地上のウィルスだけでは目を覚ますには足りないだろうと考え、あのウィルスコロニーを地球に衝突させようしただけのことです。』
『フン、ワシがあのギガ粒子砲に細工をしなければ今頃地球はお陀仏じゃったわい。人に苦労かけさせおって。』
『クックックックックッ・・・・・しかし、面白いことになりましたな。よりによって兄弟喧嘩とは。』
シグマは、モニターでゼロとフォルテの戦闘を見る。ゼロは先ほどやられていたのとは一変して強力な技を仕掛けるが対するフォルテも反撃し激闘を繰り広げていた。
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