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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
慈愛
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かれて少年は少し困った顔をする。
『・・・・・・・ごめん。まだ言えないんだ。まだ、ボクにはその資格がないような気がするから。』
「・・・・・そう。」
そう言うとアイリスは光に向かって歩いて行く。光が強まるにつれて体から溢れ出る力はどんどん強くなっていく。でも、彼女の目に迷いは感じられない。
「ありがとう・・・・・・・・」
上空
「うわあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ペガシオンは抵抗もできず地上に向かって徐々に落下スピードが上がって行く。
「このままでは・・・・・・・・だが、今の僕には・・・・くそ!」
同時に落下したアイリスは自分よりも先に落下して行ってしまった。おそらく今頃は地上に激突して粉々に吹き飛んでしまった可能性が高い。
「・・・・・・無力だ・・・・・・カーネルやジェネラル将軍に続いてアイリスまで・・・・・・・・・僕はなんと無力なんだ・・・・・・・」
今頃、空中戦艦の方では未だにゼロとフォルテがいつ終わるとも知れない戦いを続けていることだろう。何もできずに果てる自分を呪いながらペガシオンは最期を覚悟した。
「すまない、アイリス!何もできずに見殺しにしてしまった僕のことを許してくれ!!」
目を閉じペガシオンはその短い生涯に幕を閉じるのを待った。
「・・・・・・・・ん?」
突然落下が止まった。
空気抵抗がなくなり、自分の身体が誰かに抱えられ、上昇していることに気がついたペガシオンは目を開けてみる。
「あ、アイリス?」
目に映ったのはアイリスだった。しかし、自分が知っているアイリスとは違い、体からフォルテと激闘を繰り広げていたゼロと同じ妖しげな赤紫色のオーラを纏っていた。
ペガシオンは一瞬ウィルスのせいでイレギュラー化したのではと感じたが彼女の眼はまるで聖女のように純粋な目をしていて、落ち着きが感じられた。
「・・・・・・・・ペガシオン長官、大丈夫ですか?」
アイリスは慈愛に満ちた目で言う。
「き・・・・・君は・・・・本当にアイリスなのか?」
「はい。」
ペガシオンの言葉にアイリスは笑みを浮かべて答える。
「早くゼロの所へ行かないと。」
どういう原理で浮遊しているのかは謎だがアイリスはゼロがいる空中戦艦を目指して上昇していく。
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