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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
兄弟
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切な人がこれ以上やられて行くのを見過ごすことはできない。
「・・・・・・ダメだね。」
「!」
フォルテの言葉に対してアイリスは唖然とする。
「ジジイはコイツのことを俺をも超える最強だと言っていた!なら、俺は弟だろうと倒す!俺の最強を証明するために!!」
「どうして・・・・・どうしてそんなことを言うの!?兄弟まで倒して・・・・・・最強にまでなって意味があるの!?」
「意味などするか!俺は最強の存在として生まれてきた!コイツだってそうだ!!コイツも元はロックマンを倒すために作られた!さあ、ゼロ。このまま俺に嬲り殺されるか!それとも本気を出すのか!」
ゼロを踏みつける足の力を強めて行く。
「いやあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
アイリスは咄嗟にサーベルを展開してフォルテに斬りかかる。
「フン、素人が!」
フォルテはバスターを展開して斬りかかろうとするアイリスに向ける。
「アイリス、やめろ!!」
「ホイールカッター!!」
「あっ・・・・・・・」
フォルテの出したホイールカッターはアイリスのボディを切り裂く。アイリスは、傷口からエネルギーを吹き出し、その場に倒れる。
「雑魚が。」
「・・・・・・アイリス・・・・・・」
ゼロは倒れた彼女の姿を見て心の奥底から憎悪が溢れてきた。
「よくも・・・・・・・・よくもアイリスを・・・・・・・」
「ん?聞こえねえな・・・・・・・」
「・・・・・・・うぉおおおおおおおおおおお!!!」
「なっ!?」
ゼロが周囲のシグマウィルスを取り込み始め、フォルテはその反動で軽く吹き飛ばされる。
「くっ!一体何が・・・・・・・・!」
フォルテが起き上がるとそこにはゼロが立っていた。先ほどとは違いその目には殺意が芽生えており、体の傷も見る見る修復され、全身にかつてドップラーの反乱時のエックスのように赤いオーラを纏っていた。
「・・・・・これがお前の本気か。」
「・・・・・・・・お前だけは絶対に許さん。」
ゼロは鋭い眼差しでフォルテを睨みつける。だが、当のフォルテは怯える様子はなく、むしろ喜んでいるように見えた。
「・・・・・やっと本気を出したか。いい目だ、それを待っていたんだ。」
「アイリスを・・・・・・・俺の大切なものを・・・・・・・」
「憎いか?だったら、本気でかかってこい!!兄であるこの俺が直々にスクラップにしてやる!!」
二人は再びぶつかり合う。
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