暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜異端の天使〜
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ろうからね。ああ、勿論君達”メンフィル帝国”という国にも興味を抱いているよ?あたし達”天使”と魔族を含めた様々な種族が”共存”している国なんて興味深い国だからね。」

ユリーシャの更なる指摘に対してとんでもない答えを口にしたレジーニアの答えにリィン達は再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。



「クスクス、話は纏まったようだし、”部外者”のレン達はこの場からいなくなった方がいいわよね、お姉様♪」

「そ、そうね……後は当事者達同士による話し合いでしょうし……」

「ちょっ!?レン皇女殿下!?プリネ皇女殿下!?」

我に返ったレンは小悪魔な笑みを浮かべてプリネに退出を促し、レンの言葉に苦笑しながら同意したプリネはレンと共に部屋から出ていき、それを見たリィンは声を上げた。そして二人が部屋から出ると瞬時に結界が展開された。

「け、”結界”って事はまさか…………」

「うふふ、その”まさか”よ♪という訳で”ごゆっくり”。ほら、ユリーシャも行くわよ♪”守護天使契約”は”天使にとって大切な儀式”なんだから、二人っきりにしてあげた方がレジーニアの為でしょう?」

「うぐぐ……っ!」

これから起こる展開を察して表情を引き攣らせているリィンにからかいの表情で答えたベルフェゴールは悔しそうに唸るユリーシャと共にリィンの身体に戻った。



「ほう、これ程の結界を瞬時に展開できるなんてさすがは”魔神”といった所か。まあ、それはともかく。先程の皇女たちもそうだが魔神達も”空気を読んで今の状況”に持っていってくれたようだから、あたし達はその期待に応えて早速始めようじゃないか。」

「え、えっと………か、考え直した方がいいと思いますけど……ユリーシャの様子からすると”守護天使契約”は”天使にとって非常に重要な儀式”のようですから、目先の事に囚われてそんな衝動的に決めない方がいいと思いますし……」

感心した様子で周囲を見回した後意味ありげな笑みを浮かべて自分に近づいてきたレジーニアを見たリィンは表情を引き攣らせて後ずさりをしながらレジーニアに思い留まるように説得しようとしていた。

「あたしは一度決めた事は曲げない主義なんだ。さあ………いい加減無駄な抵抗はせず、あたしに”守護天使契約”で性行為による快楽や痛みを経験させてくれ、主………ん……」

「ちょっ―――」

しかしレジーニアは聞く耳を持たず、リィンを壁際まで追い詰めるとリィンに口づけをして”性行為による守護天使契約”を始めた。



「フフ………まさかこのような形でずっと望んでいた位階を超えられるなんて、人生わからないものだね。いや、あたしは”天使”だから”人生”と言うのは少しおかしいか……?」

守護天使契約を終えて脱いだ服を着なおした
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