暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜異端の天使〜
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んは会ってまだ間もないリィンさんの”守護天使”になる事を突然決められたのでしょうか……?」

我に返ったリィンは表情を引き攣らせて呆けた声を出し、プリネは困惑の表情でレジーニアに訊ねた。

「さっきも言ったようにあたしはリィンに興味を抱いて調べることを決めた。何せ”守護天使”どころか、”魔神”と”古神”と同時契約している人間なんて世界広しと言えどリィンくらいだろう。リィンもそうだがリィンの”守護天使”に魔神、そして”古神”……しかもそちらの魔神の話によるとリィンは守護天使達以外他にも高位の竜族とも契約を交わしているそうだな?そんなリィン達をいつでも調べる為やあたしの研究に快く協力してもらうためにリィンの”守護天使”になればいいのじゃないかと、そちらの魔神からの提案があったのだよ。」

「ベルフェゴール!?何でそんなとんでもない提案をレジーニアさんにしたんだよ!?」

「うふふ、私はご主人様にとっても”メリット”があるから彼女にご主人様と守護天使契約を結んだ際の”メリット”を教えただけよ♪」

「貴女は”守護天使契約”を何だと思っているのですか!?―――――それ以前にベルフェゴールの甘言に乗ったとはいえ、自らの知識欲の為だけに我が主との”守護天使契約”を結ぶ等、それが”天使として正しい事”だと思っているのですか!?」

レジーニアの答えを聞いたリィンは疲れた表情でベルフェゴールに指摘し、ベルフェゴールの答えにリィン達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中自分から出てきたユリーシャはベルフェゴールを睨んだ後レジーニアを睨んで指摘した。



「何を言う。これこそがあたしの”天使としての正義”だ。知りたい、調べたい、満たされたい。あたしは今リィンや君達の事で頭がいっぱいだ。」

「クスクス、相変わらずモテモテね〜、リィンお兄さんは♪」

「彼女の場合、”そういう意味”でリィンさんに興味を抱いている訳ではないと思うのだけど……」

ユリーシャの指摘に対して堂々と答えたレジーニアのとんでもない答えにリィンが再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中からかいの表情を浮かべているレンの言葉を聞いたプリネは困った表情を浮かべて指摘した。

「仮に貴女のその”正義”が正しいとしても、貴女が満足するまで我が主やこの身達を調べ終えた後は”守護天使契約”を解約して我が主の元から去るつもりなのですか!?」

「幾らあたしが周りからは”異端”と言われても、あたしにだって”天使の誇り”がある。そのような”天使の誇りを汚す事”をするつもりはないよ。それにそちらの二人の話だとリィンは将来相当な権力者になる事が決まっているのだろう?この”ゼムリア大陸という世界”を調べたいあたしにとって、こちらの世界の権力者の協力があった方が色々と助かるだ
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