外伝〜異端の天使〜
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脳されていない事は貴女も理解できるでしょう?)
(それは………というか、睡魔でもある君が彼の”使い魔”という事はまさかとは思うが、彼は性魔術で君を屈服させたのかな?)
ベルフェゴールの小声の指摘に対して反論できないレジーニアは答えを濁した後興味ありげな表情を浮かべて質問した。
(ええ♪最初はちょっとした”つまみ食い”のつもりで、ご主人様の精をご主人様が気絶するまで搾り取るつもりで襲ったのだけど、ご主人様の予想外の絶倫さとテクニックによって私は性魔術の最中に屈服させられて、ご主人様の使い魔になったのよ♪)
(へえ……それもまた興味深い話じゃないか。人間が性魔術が十八番の睡魔―――それも魔神相手に性魔術で打ち勝って、魔神を屈服させるなんて。)
(も、猛烈に嫌な予感がしてきた……)
ベルフェゴールの話を聞いたレジーニアは意味ありげな笑みを浮かべて興味津々な様子でリィンを見つめ、レジーニアの表情を見て嫌な予感がしたリィンは冷や汗をかいた後疲れた表情を浮かべた。
((この様子だと後もう一押しね♪)――――――それじゃあこういうのはどうかしら?”天使”として”魔神”である私が本当にご主人様に危害を加えないかを見張る為にもご主人様と”守護天使契約”を結ぶっていうのは。それだったら、”天使として間違っていない”でしょう?実際、既に貴女より階級が上である”能天使”のユリーシャがご主人様と守護天使契約を結んでいるし。)
「むむっ………………………………プリネ皇女にレン皇女だったかな?君達に聞きたい事があるのだが。」
ベルフェゴールの更なる意見を聞いて唸り声を上げて真剣な表情で考え込んでいたレジーニアはプリネとレンに視線を向けた。
「何でしょうか?」
「先程お互いに自己紹介をした時にリィンはこの船にいる軍を率いる立場であると言っていたが、もしかして彼は君達の国―――――”メンフィル”という国で結構な権力を持っているのかな?」
「へ…………な、何でレジーニアさんはそんなことが気になっているんですか……?」
レジーニアの質問内容を聞いたリィンは呆け
「”今はあくまでメンフィル軍内ではそこそこの立場”だけど、将来は広大な領土を管理する領主――――――要するに大貴族になる事は内定しているわよ♪」
「なるほど……………………―――決めた。リィン――――――いや、”主”と呼ぶべきかな?あたしも君の”守護天使”になる事を決めたから、改めてよろしく頼む。」
そしてレンの答えを聞いて少しの間考え込んだ後ある結論を出したレジーニアはリィンを見つめて驚愕の言葉を口にし、それを聞いたリィン達は石化したかのように固まった!
「………………え”。」
「え、えっと……何故レジーニアさ
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