ちいさなしまのおはなし
てんしさまのおはなし
[18/18]
[8]前話 [9]前 最初
ーをしている姿がとってもかっこいいお兄ちゃん。
もう1人は……。
「バイバイ、ヒカリ。また逢いましょう?」
強い風が吹く。きゃ、ってヒカリとテイルモンは咄嗟に目を瞑った。
次に目を開けた時、なっちゃんの姿は何処にもなかった。
「………………」
優しい風が、ヒカリの短い髪を撫でつける。
不思議な色をした青空が、ヒカリを見下ろしていた。
『……ヒカリ?』
「……ううん、何でもない。行こう!」
ぼんやりしていたヒカリに声をかけたが、ヒカリは何でもないと首を横に振った。
そして、なっちゃんが指をさした方角に駆け足で向かう。
テイルモンは慌てて追いかけた。
この先に、ヒカリの“大好きな男の子”が待っている。
「……ヒカリ、ごめんなさい。ワタシ、また1つ嘘ついた」
「逢っちゃいけない、って言われてたのは本当だけど、ヒカリには、貴女にだけは逢いたかったの」
「……だって、貴女は、ワタシの──」
.
[8]前話 [9]前 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ