暁 〜小説投稿サイト〜
オズのケーキ
第七幕その三
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 そのダンスを観て王子は言いました。
「今度はマイケルさんみたいでしたね」
「マイケル=ジャクソンを意識したぞ」
「ムーンウォークもされましたし」
「何度も言うがダンスもじゃ」
 これもというのです。
「好きでのう」
「それで、ですね」
「前から何度かしておるが」
「今回もですね」
「してみたが」
「よかったですよ」
「ほっほっほ、それは何よりじゃ」
 リンキティンク王は王子のお話を聞いて笑顔になりました。
「わしにしてもじゃ」
「ご自身の歌とダンスが好評ならですね」
「最高じゃ」
 そうした気持ちになれるというのです。
「まことにのう」
「左様じゃな」
「うむ、だからな」
 それでというのです。
「今のじゃ」
「素敵な気分ですね」
「そうなったわ、ただな」
「ただ?」
「ナターシャ達の姿が見えぬのう」
 リンキティンク王は彼等のことを思い出しました。
「そういえば」
「言われてみますと」
「そうじゃな」
「はい、あの子達は何処に」
「今はです」
 女王がお二人に答えました。
「ケーキさんそして臣民達と一緒にいます」
「フェアリーの国のじゃな」
「彼等もフェアリーでして」
 フェアリーの国の人達だからその人達もフェアリーです。
「一緒にお手伝いをしてくれています」
「そうか、それは何よりじゃ」
 リンキティンク王はそのお話を聞いて笑顔で応えました。
「相変わらずしっかりしておるのう」
「頑張って働いてくれていますね」
「よい子達じゃ」
「そうですね、ではです」 
 王子はここで欧様に言いました。
「私達はこれからです」
「わし等のすべきことをじゃな」
「していきましょう、今は女王様のお話相手ですが」
「それをじゃな」
「頑張っていきましょう」
「それではのう」
 こうしたお話をしてでした。
 リンキティンク王と王子はフェアリーの女王と楽しくお話をしていきました、その途中で女王も歌と踊りを披露したりもしました。
 そしてです、ケーキはといいますと。
 フェアリーの人達と一緒にジュースを作っています、林檎ジュースやオレンジジュース、葡萄ジュースに苺ジュースと色々ですが。
 そのジュースを作るのを見てナターシャが言いました。
「ケーキさんジュース作りお上手ですね」
「物凄い手際ですね」
 恵梨香もその作り方を見て言います。
「本当に」
「手早くて的確で」
 カルロスも驚いています。
「凄いですね」
「お菓子だけじゃないんですね」
 神宝もしっかりと見ています。
「ケーキさんがお得意なのは」
「この前紅茶も凄く上手に煎れてましたけれど」
 ジョージはそちらのお話をしました。
「そちらも凄く上手でしたし」
「甘いことについては」

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ