暁 〜小説投稿サイト〜
ペルソナ3 ファタ・モルガーナの島(改定版)
【 結 】
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初
るものの為に、茨の道を進む者よ。
このゾロが茨を払う剣となろう。迷わず道をつき進むのだ。』
「ワガハイのペルソナ? あいつらと同じ力がワガハイにも?」
突然、体に力が湧き出した。ペルソナとは己の心の力。その力の解放感に、モルガナは思わず顔を歪めて笑みを浮かべた。
眼を向けると、今や『彼』が一人で仲間を守ってしのいでいる。
モルガナは迷うことなく、オイジュスと戦い続ける『彼』のもとへと駆け寄った。
「我が決意の証を見よ! 威を示せゾロ!」
モルガナのかけ声とともに、ゾロの疾風攻撃がオイジュスに襲いかかり、相手の攻撃を留める。
「いけ、セト!」
そのスキをついて付け替えた『彼』のペルソナが追撃する。
モルガナは続けてゾロを呼び出し、ゆかり に回復スキルを使った。
ようやく電撃のショックから復帰した ゆかり が、美鶴と真田を順に回復させていく。
仲間が次々と戦線に復帰し、それとともにオイジュスへの攻撃が激しさを増す。
モルガナの参戦で完全に形勢が変わった。
【なぜだ。なぜただの人間がここまで戦える。】
オイジュスが狼狽して声を上げる。
「貴様は人間をなめすぎなんだ。」モルガナが叫んだ。
「人間はしぶとい。立ち止まることは有っても、そんなに簡単に生きて前に進むことをあきらめたりはしない。」
ゾロが疾風攻撃を繰り出す。
「そうだ。それを俺たちが証明してやる。人間には立ち上がる力があることを。」
真田のカエサルが物理攻撃を放つ。
「私も一度は絶望した。しかし仲間に力を貰って、再び前に進む決意ができた。一人ではできないことも仲間とならできる。」
美鶴のアルテミシアが氷結攻撃でたたみかける。
「そうよ。くじけた人がいたら、私たちがひっぱいてでも立ち直らせてやるんだから。」
ゆかり のイシスによる、さらなる疾風攻撃が襲いかかる。
ペルソナチームの猛攻に、オイジュスの体が次第に萎縮していく。攻撃も弱まり、明らかに力を失って弱体化している。
そして、ついに大きく態勢を崩した。
「総攻撃チャーンス!」ゆかり 全員に声をかけた。
「この瞬間を待っていた!」真田が叫ぶ。
「終わらせる!」美鶴も声を上げる。
【おお・・・そんな・・・馬鹿な・・・】
集中攻撃をあびてオイジュスがもだえる。
すかさず『彼』はセイテンタイセイを呼び出した。
「決着はニュクスと付ける。下がれオイジュス。お前の出番はない。」
『彼』の声と共に、強烈な物理攻撃がオイジュスを粉砕する。
【ぐおおおお・・・・・・】
オイジェスが唸り声を上げ、そして黒い塵となって消えていった。

長い戦いが終わり静寂が戻る。全員が力を使い果たしてその場に崩れ落ちた。
しばらくはそのままの状態で、荒い息をついて座り込んでいることしかできなかった。
やがて美鶴がふ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ