第六幕その五
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「それはいいですね」
「そちらも楽しみにしておいて下さいね」
「是非共」
「この国も果物が増えまして」
マユが言ってきました。
「ライチなんかも最近は食べています」
「ライチ酒もありますし」
アイリはこちらのお酒もと言います。
「あと桂花陳酒も造ってます」
「お花をお酒に入れたりもしてるんです」
ミナミもこうお話します。
「最近は」
「メロンもありますよ」
ナナミはこの果物のお話をしました。
「凄く甘くて美味しいものが」
「マンゴーもパパイアもあるんです」
カヤはこちらの果物のお話もしました。
「こういったものも美味しいですからね」
「皆さんどんどん召し上がって下さい」
ミユも言いました。
「是非共」
「色々な果物がありますね」
ナターシャはそう聞いて目を輝かせました。
「素晴らしいですね」
「そんなにでしょうか」
「はい、ロシアでは」
ナターシャのお国ではというのです。
「寒いですから」
「そうした食べものはないですか」
「バナナがなくて」
まずはこの果物がというのです。
「ずっと夢みたいな食べものでした」
「バナナが」
女王はそう聞いて目を丸くさせました。
「もうこの国いえオズの国では」
「何処でもありますね」
「それで普通に食べられる」
果物の中でもというのです。
「そうしたものなのに」
「ロシアでは違いまして」
「夢みたいな食べものだったのですか」
「ずっと、勿論マンゴーもパパイヤも」
「ではキーウィ、お野菜ですはパイナップルも」
「なかったです」
こうフェアリー達にお話しました。
「本当に」
「そうでしたか」
「そうでしたので」
それでというのです。
「こうして果物が揃っていると」
「嬉しいですか」
「とても、日本でもそうですし」
ナターシャが今いるお国でもというのです。
「嬉しいです」
「貴女そのことよく言うわね」
ケーキもナターシャに言います。
「そういえば」
「はい、ロシアは本当に寒い国で」
「暑い国の果物は貴重なのね」
「日本もアメリカも中国も寒い地域もありますが」
それだけでなくというのです。
「暑い地域もありますね、ブラジルは全体が暑くて」
「暑い場所の食べものがあるのね」
「バナナだって」
特にこの果物について言うナターシャでした。
「沢山ありますから」
「日本のバナナは他の国から輸入したものよ」
日本人の恵梨香がナターシャにお話します。
「それでもなの」
「普通にあるでしょ」
「そのことがなの」
「嬉しいの」
「そうなの」
「ロシアももっとね」
是非にと言うのでした。
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