第96話
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「えっと…………さっきから俺をずっと見ていたようだが、二人とも俺に何か聞きたい事でもあるのか?」
その時通信を終えたリィンがエリゼ達に近づいて来て質問をしたが
「「何でもありません!!」」
「とりあえず……リィンさんの不埒な部分が一番の原因かと。」
二人はそれぞれジト目でリィンを睨み、二人に睨まれたリィンが冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アルティナがジト目で指摘し
「い、意味がわからない……まあいい。とにかく目的地まで後少しだ、油断せず迅速に先を進むぞ!」
「イエス・コマンダー!!」
アルティナの指摘に再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせたリィンは疲れた表情で溜息を吐いた後すぐに気を取り直して号令をかけてエリゼ達と共に行動を再開した。
〜最奥地点〜
「ここは……」
「広さの規模からして、恐らくは騎神や機甲兵等の研究施設のようなものではないでしょうか……?」
部屋に突入したエリスは不思議そうな表情で周囲を見回し、アルティナは推測を答えた。
「ふふっ、まさに”いかにも”な部屋ですわね。」
「ああ、わかっている。総員、周囲を最大限に警戒しながら――――――いや、それ以上進むな!」
「来ます――――――!」
周囲を見回して苦笑しながら答えたミュゼの言葉に頷いたリィンは部下達に指示をしかけたがすぐにある気配に気づくと撤回して警告を口にし、エリゼが真剣な表情で声を上げると異空間からヴァイスリッターと同系統の”神機”―――タイプ”α”が現れた!
「あ、あの機体は確か姉様の……!」
「”神機”………」
「それもガレリア要塞を消滅させた”空間を操る能力”を持っていたという”白い神機”ですわね。」
「”空間を操る能力”はキーアさん――――――”零の至宝”による加護無しでは扱う事はできないはずですが……」
「間違いなく黒の工房が関係している機体だ……少なくても、何らかの特殊能力は持っている事を警戒した方がいい……!」
神機の登場にエリスは驚き、アルティナは呆け、真剣な表情で呟いたミュゼの言葉にエリゼが答えている中、警戒の表情でリィンがエリゼ達に警告をしたその時
「ほう……!何だあの人形は……!?今まで見た事がない存在だな……!まさかあれが先代史文明の兵器なのか……!?」
外にいたはずの小柄な天使が部屋に入ってきて興味津々な様子で神機を見つめた。
「ええっ!?て、”天使”!?という事はあちらの天使族の女性がユリーシャさんの話にあった……」
「ええ……この拠点の潜入時に”外”から感じられた同族です。ですが……」
「……?翼が若干黒くなっているようですが……」
「な
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