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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第96話
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厚な装甲で覆われている”神機”―――タイプ”γ”が現れた!



「あ、あの機体は一体……”機甲兵”や”騎神”には見えませんが……」

「恐らくは黒の工房が防衛用に残していた人形兵器の類と思われますが……」

「ま、何にしても一般兵達に相手させる代物じゃねぇな、ステラ。」

「ええ。それに幾らこの部屋が広いとはいっても、機甲兵達を無数に集めて戦えば動きが制限されますから、せいぜい2〜3体が限度と言った所ですね。――――――目の前の敵対象は私達が対処しますので、貴方達は手分けして2Fの他の部屋の制圧並びにこの部屋の出入口の守りについて背後からの奇襲を阻止してください!それと先程突入した主力部隊にもこの件についての連絡を!」

「イエス・マム!!」

驚きの表情で神機を見つめるアルフィンの疑問にセレーネは戸惑いの表情で答え、真剣な表情で神機を見つめて呟いたフォルデに視線を向けられて頷いたステラは部下の軍人達に指示をし、指示をされた軍人達は即座に部屋から退出した。

「クルトさんはすぐに”シュピーゲルU”を呼び寄せて乗り込んでください!私は”ケストレルβ”で対抗します!セレーネさんとアルフィンさんはアーツや魔術による後方からの攻撃を行いながら”準起動者”としての支援をお願いします!フォルデ先輩、メサイア皇女殿下、アイドス様は隙を見つけて支援攻撃をお願いします!」

「了解しました!」

「「はい!」」

「おう!」

「わかりましたわ!」

「ええ!」

ステラの更なる指示にそれぞれ頷くとクルトとステラはENIGMAを操作してそれぞれが乗り込む機甲兵達を霊力を消費した転位機能を使ってその場に呼び寄せた後機甲兵達に乗り込み、フォルデ達はそれぞれアーツや魔術を放つ為にオーブメントの駆動や魔術の詠唱を開始し、機甲兵に乗り込んだステラとクルトは戦闘を開始した!





〜ノルド拠点・2F〜



「――――こちらシュバルツァー。」

「クロードだ。お疲れさん、リィン。今正面出入口を陣取っていた猟兵や人形兵器の連中の掃討を終えて俺達主力部隊も拠点制圧の為に拠点内に突入した所だ。そっちは今どんな状況だ?」

「俺達は今2Fに到着して、これから拠点の責任者の部屋の制圧に向かう所だ。」

「了解。俺達は手分けして他の階層の制圧をやっておくから、お前達は2Fの制圧を頼んだぜ。」

「了解した。」

リィン達が2階に到着すると通信の音が鳴り、通信の音に気づいたリィンは通信相手――――――クロードとの通信をした後ENIGMAを元の位置に戻した。



「…………我が主、先程から感じていたこの身と同族の気配がより近くなってきました。―――それも”外”とこの”拠点内”の両方で
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