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遊戯王EXA - elysion cross anothers -
TRICLE STARGAZER
TRSG-JP006《決闘去ってまた決闘》
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ina Orihime
◇LP/4000 HAND/1
◇《イビリチュア・リヴァイアニマ》ATK/2700
◇《ラヴァルバル・チェイン》ATK/1800
◇set card/mo-0,ma-1


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「お疲れさま、蓮。なんかもう、全部終わっちゃったみたいね」
「あ、沙耶姉」

 エレベーターで屋上に来た私は、そこに広がっている光景に安心した。

「……ほらね、お姉ちゃん。私達の弟くんは、こんなに立派なのよ?」

 蓮に聞かれないよう、小さな声で一人呟く。
 そう、全てが終わっていた。蓮は疲れたのかベンチに寝転んでるし、もう1人の男……あ、彼が被害者ね? 右手に本を持って、足元に倒れている少女に……何あれ? なんであの女の子光ってんのよ?

「……蓮、あれ何やってんの?」
「《ネクロの魔導書》。夜神さん……あの死んじゃった女の子に、彼女のデッキを発動コストにして黒乃……あの彼が魔法使ってる」
「夜神……ああ、水咲凍夜(メアリー・スー)にくっついてた哀れなヒロインのことね?」
「うん、何を血迷ったか被害者の少年が蘇生中。……まあ大方、奴隷にでもして有益な情報を無理矢理吐かせるんじゃないのかな」
「性的な意味で?」
「いや、その理屈はおかしい」

 ここで何が起こっていたのか、私は知らない。だからあの魔法使いが誰かなんて知らないし、なんで夜神桜がリョナゲーみたいに切り傷だらけに加えて脱衣までしちゃってるのかもわからない。


「……よし、終わった!」

 と、向こうで魔導書を持った少年が一息ついていた。あの反応からして、どうやら蘇生作業は無事に成功したようだ。
 傷だらけの少女をお姫様だっこになる形で抱え、少年―――蓮は彼を"クロノ"と呼んでいた―――がこちらに近づいてきた。

「おつかれー」

 蓮がいかにも怠そうに体を起こす。

「……蓮、この人は?」
「沙耶姉だよ。さっきアイシアに呼びに行かせてた」
「ああ!」

 蓮の説明に、納得したように彼は相づちを打った。

「自己紹介した方が良さそうね。私は天河沙耶。そこにいる蓮のお姉さんよ。血は繋がってないけどね」
「初めまして、望月黒乃と言います」
「ああ、やり直し(カット)やり直し(カット)。普通に呼び捨てで構わないわ、年齢同じみたいだしね」
「……ああ、わかった。よろしくな、沙耶」
「こちらこそ。よろしく頼むわね、黒乃」

 ……わあい、年齢詐称ばれてないわ! 本当は3つも上なのに、悔しいでしょうねえ(自虐)

「さて、一段落したようだし帰るわよ」
「ん、りょーかい」

 蓮がベンチから立ち上がり、大きく伸びをした。太陽は西に傾き始めている。こっちの世界は冬
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