第6話 シルヴィア先生の魔法講座
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威力の低い方から、詠唱魔法・術式魔法・術式詠唱魔法、となるらしい。また、この体系とは独立して無詠唱魔法と言うのも存在する。
詠唱魔法はもっとも基本的な魔法で、原作にもあるように始動キーから始まり、呪文を詠唱することで発動する。
術式魔法は、魔力によって魔法陣を形成し、その中で特定の鍵となる行動=陣の中に入る・陣の中で魔法を使う、などから発動する。罠に近い魔法だ。
術式詠唱魔法は、文字通り2つの体系を合わせたもの。魔力で魔法陣を形成し、詠唱によって魔法を発動となる。
無詠唱魔法は、これらの体系の中で詠唱を破棄して魔法を発動する事を言う。基本的に詠唱破棄の効果で本来の魔法より威力は落ちる。
しかし、これら4体系すべてに言えることは、込める魔力にもよるが魔法使い本人の技量=制御力によって威力は左右されると言う事。
技量1の魔法使いが放つ術式詠唱魔法と、技量10の魔法使いが放つ詠唱魔法なら、後者が勝つ。
技量10の魔法使いが放つのが無詠唱魔法でも同じ結果になる。
こうして見ると、やはり魔力制御の重要性が伺える。
間違ってもくしゃみ一つで服を吹き飛ばすような奴を魔法使いとは言わない。
誰の事とは言わないわよ?
そんな事を考えながら、エヴァには更に噛み砕いて説明。制御力の重要性を強調する。
元々聡明なエヴァもどんどん吸収していく。
そうしていよいよ具体的な魔法が記載してあるページに辿りつく。
「・・・?」
「どうしたの、義姉様?」
「いや・・・ちょっとね」
魔法の記述は、最初に生活にも使うような基本魔法が載り、その後属性ごとに並べられ、何ページにも渡って書かれている。
この世界の属性は8つ。火・氷・風・土・雷・水の6属性(左から右に強い関係を持つ、水は戻って火に強い)と、反発しあう闇と光の2属性を合わせたものだ。
ちなみに、エヴァが原作で作り上げた『闇の魔法』と『闇属性魔法』は別物のようね。
とりあえず基本魔法は覚えるとして飛ばし、記述は火属性、基本の『魔法の射手』から始まっていた。
それはいいの。問題は別よ。
『火属性下級魔法・ファイア』
・・・・・・・・・・はい?
何故ここにFF魔法が?ネギまの世界に?
混乱しかけた私は、しかしある事を思い出す。
それは神様の言葉。
「『うむ、いくつかの要因が混ざり合った結果、原作にある事が無かったり、逆に無い事があったりするようじゃな。』」
これか!今まで原作通りだったから油断していたわ。
でもまぁ、FFは好きだし、いいかとあっさり切り替える。
それにFFの魔法が使えると言うのはなかなか心に響くものがある。
とりあえずおいといて、それぞれが
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