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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第6話 1人の男と1人の女の子のお話2
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分の事だけに気が気で無かった。

「ごめんなさい、こんな話………」
「………奴は後悔してないんじゃないか?」
「バルトさん………?」
「案外好敵手を見つけたり、成り行きで子供の面倒見なくちゃ行けなくなったりしてるんじゃないのか?」
「………ふふ、それはあたふたしそうですね。それに子供っぽいから意外に何も出来なくて誰かに面倒見てもらってるかも」

そんな事無いと否定しようと思っていたバルトだが、余りにも今の自分と同じな為何も言えなかった。

「バルトさん?」
「な、何でもない!!それより聖王の特徴についても聞きたいんだが………」
「聖王の特徴?特徴も何もさっきの場所で肖像画が………ってそう言えばちょうど清掃中で見れなかったんだっけ?」
「だっけって言われてもな………」
「うふふ………それじゃあまた案内しますね」

そう言われ、バルトはカリムについて行った………











「これが聖王オリヴィエ・ゼーゲブレヒトです」

カリムに案内されて1枚の肖像画の前に立った。
そこには優しげな顔立ちの金髪の女性が写っていた。だがバルトは驚きで反応出来ないでいた。

(やはり………)

「どうしたのですか?」
「いや、ありがとう。見れて良かった………」
「そうですか?」

そうは言うものの、険しい顔つきで肖像画を見つめ続けるバルト。

(出来れば外れて欲しい推測だったが………やはりそんなに都合良くないか………)

「これで俺の目的は果たせた。本当に世話になったな」
「いえ、こちらこそ楽しかったです。もし良かったらまた来てください。おいしいコーヒーを煎れますから」
「そうだな、コーヒーを飲みに来るのも悪くはない」
「あ、あの………そ、その時には美味しいケーキも用意しますので、良ければ連絡先の交換を………」
「あ、ああ………」

すがるような頼み方をするカリムを見て、思わず携帯機器を取り出してしまうバルト。
そのまま2人は連絡先を交換するのだった………










「ただいま………」
「おかえりなさい」

家に戻ったのは5時半頃。
帰ってきたバルトを迎えたのはヴィヴィオに膝枕をしてあげているなのはだった。

「何だ寝ちまったのか」
「途中私の太ももを枕にしながら見ていたんですけど、その内に気がついたら寝ちゃってました」
「そうか………面倒を見てくれて助かった」
「構いませんよ、今日は暇でしたから」

笑顔でそう言うなのはに少し笑みをこぼしたバルト。

「………」
「うん?どうした?」
「な、何でもないです!!」
「そうか?まあいい、少し部屋にいるからヴィヴィオを頼むな」
「あっ、なら夕飯を作りたいのでついで
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