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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第6話 1人の男と1人の女の子のお話2
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なのは玄関を開けるとそこにはバルトに首を掴まれた猫のみたいに持ち上げられてるヴィヴィオがいた。
嫌な予感するなのはだったが既に遅かった。
「悪いがこのバカを一日預かってくれ、俺は少し用があるんだが、言うこと聞かねえんだ」
「えっ!?」
「忙しいか?」
「まあ確かに今日は休みで何も無いですけど………」
「じゃあ決定な。ほい」
「えっ!?きゃあ!?」
投げられたヴィヴィオを尻餅をつきながらキャッチしたなのは。
「あっ、ちょっとバルトさ………」
しかしなのはの言葉を最後まで聞く前にバルトは行ってしまった………
「ふう………取り敢えずこれで暫くは大丈夫か………」
金塊を金庫から取り出し、再び非合法の換金屋に持っていき換金してきたバルトは帰ってくると既に日が傾いており、時間は18時を回っていた。
「しかし時間かかっちまったな………と言っても昼過ぎてから動いたのが悪かったんだろうが、このまま家に帰ったら19時過ぎそうだな。またあのガキが騒ぎそうだ………」
溜め息を吐きながらも自然と笑みが溢れた。
「さて、取り敢えず夕飯はどこで食うかな………」
明日から自炊しようと思っていたバルトはミッドに帰る途中近くにあったスーパーで買い物をした。
両手に袋を持ってその中には野菜から肉類まで様々な食材があった。
「料理なんてあまりしたことねえから片っ端から買ってみたが………まあなるようになるか。食えりゃ問題ねえな」
そんな事を呟きながら歩いていると自宅から10分程歩くと着く広い公園に着いた。
「凄いでしょ〜!!立ち乗り!!」
「ヴィヴィオちゃん!!危ないから止めなさい!!」
「………はあ、アイツら今までずっと遊んでいたのか………?」
呆れならがらブランコをしているヴィヴィオを見るバルト。それに加え、休みなのにも関わらず今まで付き合わせたなのはに流石に申し訳ない気持ちになった。
「あっ、バルト!!」
「ちょ!?ヴィヴィオちゃん!?」
高く上がっているブランコから飛び降り、上手く着地しバルトに走っていくヴィヴィオ。
(コイツ………)
3歳頃の子供の運動神経では無い事に驚きながらバルトはそのまま抱きつかれた。
「お帰り〜!」
「お前………今まで遊んでたのかよ」
「うん!!なのはお姉ちゃんフェイトお姉ちゃんとヴィータちゃんと鬼ごっこしたり、缶けりしたり、砂場で遊んだりした〜」
「………何か知らねえ人物が入ってるんだけど」
「あっ、それ私の友達です」
肩で息をしながらなのはが答える。
「済まねえな、こんなにはっちゃけるとは思ってなかった」
「良いですよ、休みだったし私も結構楽しかったですから
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