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オズのケーキ
第五幕その五

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「是非」
「それではな」
「はい、それで出発してすぐですが」 
 ここでケーキはカエルマンから貰った時計を見て時間をチェックしました、それが終わってから言うのでした。
「お昼の時間です」
「あら、もうなの」
「はい、それでですが」
「ええ、じゃあね」
 王女が応えました、そしてです。
 すぐに煉瓦の道の横に敷きものを敷いて皆でそこに座ってでした。
 そのうえでオズマから借りたテーブル掛けが王女から出されてでした、お昼になりました。
 メニューはバーベキューです、網の上にお肉やお魚、お野菜が置かれて次々と焼かれています。お肉は牛肉です。
 そのお肉を食べつつナターシャは笑顔で言いました。
「バーべーキューいいですよね」
「そうよね」
「はい、旅の時に食べますと」
 本当にとです、ナターシャはお肉を食べつつケーキにお話しました。
「素敵ですね」
「美味しいわよね」
「本当に」
 こう言うのでした。
「幾らでも食べられます」
「本当にそうよね、それでね」
「それで?」
「飲みものは何がいいかしら」
 ケーキはこちらのお話もしました。
「そちらは」
「ええと、コーラを」
「それをなのね」
「お願いします」
「それじゃあね」
 早速でした、ケーキはナターシャにコーラを入れたカップを差し出しました。ナターシャはケーキからそのカップを受け取って。
 一口飲みました、それで今度はこう言いました。
「バーべーキューにも合いますよね」
「コーラはね」
「そうですよね」
「私も好きよ、今は葡萄ジュースだけれど」
 それを飲んでいるけれど、というのです。
「コーラもね」
「お好きですか」
「そうなの、だからね」
「今日もですか」
「後にね」
 その時もというのです。
「飲ませてもらうわ」
「それじゃあ」
「そして」
「そのうえでね」
 さらにというのでした。
「楽しませてもらうわ」
「それじゃあ」
「お酒はどう?ノンアルコールの」
 王女は林檎酒を飲みつつナターシャ達に言ってきました。
「そちらもあるけれど」
「アルコールのないお酒ですか」
「ビールもワインも出せるけれど」
「ワインもですか」
「飲んでも酔うけれど」
 それでもというのです。
「アルコールが入っていないからね」
「大丈夫ですか」
「その酔いも一時間でね」
 それ位でというのです。
「醒めるわ」
「そうなんですね」
「オズの国にはそうした飲みものもあるから」
 だからだというのです。
「どうかしら」
「それじゃあ」
 そう聞いてでした、ナターシャは王女に言いました。
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