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X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
沢田綱吉・ヴェルジネルート
第6話A 深夜の激闘! 森林の暗殺者スティングモン
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アインス「と言うことは、彼は既に天寿を全うしているのだな……」

ツナ「アインスさん……」


アインスはジョットが既に亡くなっていることも理解し、悲しげな表情を浮かべる。

ツナはそんなアインスを気遣わしげな表情で見ていた。


アインス「すまない、大丈夫だ……何となくではあるが、そんな気はしていたんだ」

ツナ「え?」

アインス「先程の話の続きだが、彼は私を救った直後まるで幻であったかのようにすぐに消えてしまってね……もしかしたら彼はこの世に存在していないのではないかと、薄々感じてはいたからね……私を救ってくれた彼に恩を返せないのは、非常に残念に思うが……」


苦笑しながらそう話すアインスに……


ツナ「……ジョットさんに応える方法なら1つありますよ」

アインス「え……?」

ツナ「それはアインスさんが笑顔で、大切な人達と共に幸せに生きることです」

アインス「っ!」

ツナ「アインスさんがどんな生き方をして、どんな過去を背負っているかはわからないですけど、とても辛いものであったことは何となくわかります……きっとジョットさんはそんなアインスさんの未来を変えたくて、アインスさんを救ったんだと思います……だから、アインスさんが幸せに生きてくれていることがジョットさんの願いだと思います……」

アインス「ツナ……」

ツナ「アインスさんは今、幸せですか……?」


ツナは超直感でジョットの願いを自分なりに解釈して、それをアインスに伝えた後、さらに彼女に今幸せであるかを問う。

ツナの問いに対し、アインスは……


アインス「うん……主達や彼……ジョットに、有り余る程の『祝福』を頂いたおかげで、私はとても幸せだよ♪」


心からの笑みを浮かべて、ツナにそう答えた。


ツナ「良かった……きっとジョットさんも安心していると思いますよ♪」


アインスの言葉を聞いたツナは安堵の笑みを浮かべるのだった。


アインス「ありがとう、ツナ。君と話ができて良かったよ♪」

ツナ「いえ、こちらこそ♪ さてと、そろそろ路面電車の中に戻りましょうか?」

アインス「そうだね♪」


ツナとアインスは立ち上がり、寝床に着く為路面電車へ向かって行く。

そんな中……


アインス(あ、そう言えば、ツナにジョットが去り際に残した言葉を話して無かったな……まあ良いか、ツナに私のことで変に期待を背負わせる訳にいかないしな……)


アインスはジョットが去り際に残した予言めいた言葉……


ジョット『すまない、俺の炎では君の命を拾うだけで精一杯だ……だが、少し先の未来……いずれ君の元に現れる俺と同じ大空の炎……いや、俺さえも超える、穢れな
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