暁 〜小説投稿サイト〜
X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
沢田綱吉・ヴェルジネルート
第3話A 燃え上がる『勇気』と轟く『友情』
[4/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


ボウッ!!


自身の両腕にある腕輪ーー『X(イクス)リング』に対し、いつもリングに死ぬ気の炎を灯しているように意識を集中し、大空の炎を灯した。

Xリング……それは虹の代理戦争後、ツナが彫金師『タルボ』から貰ったものであり、『あるもの』を量子変換して収容かつ瞬時に展開できるようにする為に、特殊な石を使って彫金された腕輪である。

そのXリングに収容されているのは……27と刺繍された手編みの手袋と、ある技の調整に必要なコンタクトディスプレイとヘッドホンである。

それらがXリングから量子変換で瞬時に展開され、ツナの両手・両目・両耳へと装備されていく。

さらにツナは目を閉じて意識を集中すると……


ボウッ!!


その音ともにツナの額から大空の炎が灯るのと同時に、ツナは瞳を開ける……その瞳の色は全てを見透かすような橙色へと変わり、ツナの両手に装備していた手袋も手の甲にボンゴレの紋章が入ったクリスタル、そのクリスタルの上にオレンジ色のXの紋章が入った赤色のグローブ−−『X(イクス)グローブ』へと変わり、そのXグローブから大空の炎が灯される。

先程の気弱で優しそうな少年だとは思えない、鋭い眼光で凄まじい威圧感を放つ歴戦の戦士のような少年がそこにいた。

これがツナの戦闘モードーー『超(ハイパー)死ぬ気モード』である。

以前は『死ぬ気丸』というアイテムを服用することで超死ぬ気モードになっていたが、虹の代理戦争の『あること』がきっかけでツナの中で変化が起き、それに加えてリボーンとの修行のおかげで完全に死ぬ気丸無しで超死ぬ気モードになることができるようになった。


超ツナ「俺のことをずっと待ってくれていた、パートナーを……俺の友達に……!」


ツナはXグローブの炎の推進力によりスピードで、モノクロモンの近くへ一瞬で移動し……


ダークティラノモン「ッ!」

超ツナ「何をするんだ!!」

ダークティラノモン「グオオオオッ!?」


ダークティラノモンの顔面に向けて炎を纏ったXグローブによる強烈な拳撃を繰り出し、その巨体を大きく殴り飛ばす。

ツナに殴り飛ばざれたダークティラノモンはそのまま洞窟の壁へと激突した。


超ツナ「ブイモン!」


ツナはダークティラノモンに弾き飛ばされたブイモンを空中で抱き止める。


超ツナ「大丈夫か?」

ブイモン「あ、ありがとう、ツナ……」

超ツナ「気にするな。兎に角、ここを出るぞ」


ツナはブイモンを連れて洞窟を出ようとするが……


ブイモン「待って、ツナ! デジメンタルを忘れてるよ!」

超ツナ「? 必要な物なのか?」

ブイモン「うん! おれが『進化』するためにいるんだ!」


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ