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X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
沢田綱吉・ヴェルジネルート
第3話A 燃え上がる『勇気』と轟く『友情』
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う納得するしか無かった。
ブイモン「えへへ♪」
ブイモンはツナに甘えるように擦り寄っていた。
ツナ「ブイモン?」
ブイモン「俺、ずっと待ってたんだ。ツナが『勇気のデジメンタル』と『友情のデジメンタル』を持ち上げて、俺を起こしてくれるのを♪」
ツナ「デジメンタル? もしかして、この赤いのと黒いののこと?」
ツナは先程台座から持ち上げた赤い物体ーー『勇気のデジメンタル』と『友情のデジメンタル』をブイモンに見せる。
ブイモン「うん、そうだよ。2つのデジメンタルを持ち上げられるのは、俺のパートナーであるツナだけだしね。だから、ツナが来るのをずっと待ってたんだ♪」
ツナ「そっか……(ブイモンは俺がこのデジメンタルを持ち上げるまで、ずっとあの台座の中でずっと眠り続けていたんだな……寂しい思いをしながら……)」
ブイモンのその言葉を聞いたツナは心の中でそう察した。
もし自身がブイモンと同じ状況なら、孤独で耐えきれないだろう。
ましてや、ツナがここに来るかどうかなんてわからないそんな状況の中でも、ブイモンはツナがここに来るのを信じて待ち続けたのだ。
それを感じたツナは擦り寄るブイモンを優しく抱き上げた。
ツナ「長いこと、待たせてごめん……もう大丈夫だよ。ブイモンはもう1人じゃない……俺が傍にいるよ……」
ブイモン「うん♪」
ツナから感じる温もりと優しさに、ブイモンは嬉しそうに笑みを浮かべるのだった。
そんな良い雰囲気の中……
?「グオオオオッ!!」
ツナ・ブイモン『っ!?』
突如洞窟の天井が崩れ、そこから黒い恐竜のようなデジモンが咆哮を上げながら現れたのだった。
ツナ「きょ、恐竜ーーー!?」
ブイモン「ちがう! あれは、『ダークティラノモン』だ!」
?→ダークティラノモン「グオオオオッ!!」
成熟期の恐竜型デジモンーー『ダークティラノモン』はツナとブイモンに向けて口から火炎放射を放って来た。
ツナ・ブイモン『うわぁっ!?』
ツナはブイモンと共に間一髪でその攻撃を回避した。
ブイモン「くそっ、ツナはやらせないぞ! ブイモンヘッド!!」
ツナ「ブイモン!?」
ツナの腕から飛び出たブイモンはダークティラノモンに向かって体当たりを仕掛けるが……
ダークティラノモン「ガアアッ!!」
ブイモン「うわあああっ!!」
体格差で劣るダークティラノモンに勝てる筈もなく、あっさり弾き飛ばされるのだった。
ツナ「ブイモン!! お前……っ!!」
ブイモンが弾き飛ばされた光景を見て、ダークティラノモンに怒りを覚えたツナは……
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