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X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
沢田綱吉・ヴェルジネルート
第3話A 燃え上がる『勇気』と轟く『友情』
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た。

彼はそこで……


ツナ「! 奥に何かあるな。あれは太陽と勾玉の絵かな? 後は……卵?」


奥の壁に橙色の太陽のような絵と、青色の勾玉のような絵が描かれており、その下にある台座の上に卵のような形をした刃が付いた赤い物体と、稲妻のような刃が付いた黒い物体が祀られているかのように置かれてあり、赤い物体には壁の太陽の絵と同じ模様、黒い物体には壁の勾玉の絵と同じ模様が刻まれていた。

それが気になったツナは奥へと進み、赤い物体と黒い物体がある台座の近くまで移動した。

そして再度機械を見てみると矢印の表記は消え、電子音もしなくなっていた。


ツナ「……もしかして、この機械がさっき示していたのは、この卵みたいな奴なのか?」


そう直感したツナはそっと両手を伸ばし、赤い物体と黒い物体に触れた……その時。


ドクン……!

ツナ「え……?」


心臓の鼓動のような音が聞こえた。

さらに……


ツナ「! 両手の模様が……!」


ツナの両手に刻まれていた蒼色と金色の模様が何かに共鳴しているかのように輝いていた。


ツナ「……よくわからないけど、このまま持ち上げよう」


ツナは少し驚くが、不思議と恐怖を感じなかったので迷わず赤い物体と黒い物体をそのまま台座から持ち上げた。

すると……


ツナ「うわぁっ!?」


赤い物体と黒い物体が無くなった台座から蒼い光が上に向かって放たれ、ツナは思わず驚いて尻餅を付いてしまうのだった。

そして……


?「ツナ〜!♪」

ツナ「むぎゅっ!?」


蒼い光から『何か』が飛び出し、ツナの顔面にくっついた。


ツナ「〜〜っ!……ぷはっ!」


息苦しく感じたツナは自身の顔面にくっついた何かを引き剥がし、その正体を見ると……


ツナ「……青い犬?」

?「いや違うから! 俺は犬じゃないから!」

ツナ「しかも喋った!?」


小さな青い犬?のような生物で、どうやら喋られるらしい。


?「俺は『ブイモン』、ツナの『パートナーデジモン』だよ♪」

ツナ「ぶ、ブイモン? パートナーデジモン? と言うか、何で俺の名前を?」


青い生物ーー『ブイモン』の『パートナーデジモン』と言う単語にツナは疑問符を浮かべるが、それ以上に何故自身の名前を知っているのかを問うと……


ブイモン「ツナのパートナーデジモンだから知ってるんだ。えっへん♪」


ブイモンはえっへんと胸を張りながら、答えになってない答えを返すのだった。


ツナ「(ガクッ!) そ、そうなんだね……」


ツナはこれ以上ブイモンに追求しても答えは得られそうに無いと感じたので、そ
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