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X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
第1章 邂逅編
第2話 旅立つ戦乙女達と、死から蘇りし2人の『装者』
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』である。

新暦世界の奏は3年前のツヴァイウィングのライブ時に襲撃して来たノイズとの戦闘時に、ガングニールの欠片が刺さって重傷を負った響を救う為に、シンフォギアの決戦機能で多大な負荷のかかる切り札ーー『絶唱』を歌い、そのバックファイアに耐えられずに戦死し、肉体も灰となって散った……しかし、彼女は何故か生きており、気がつくと見知らぬ森の中にいたのだ。

何故自分は生きて、こんな森の中にいるか等、奏にわかる筈も無かった。


奏「うーん……このまま考えてもしゃあないし、取り敢えず動くか……」


奏はこのまま考えても答えは出ないと判断し、辺りを散策する為に動き出そうとした……その時。


「炎真〜」

「お〜い、大丈夫か〜?」

奏「ん? 誰かいるのか?」


何処からか声が聞こえて来て、気になった奏はその方へ向かう。

そこには……


奏「……え?」

「炎真〜」

「お〜い、しっかりしろ〜」

「ん……んん……」


気絶しているのか大の字に倒れている赤髪の少年と、その少年に声をかける竜の翼のような形をした耳がある小さな紅い恐竜のような生物と、その紅い生き物より少し体が大きく腕に赤い革ベルトを巻いた黄色のトカゲのような生物がいた。

それを見た奏は……


奏「な……何だこいつらああああああっ!!?」


驚きのあまり絶叫するのだった。

死から蘇った片翼の装者はこの時運命の出会いを果たしたことを……そして、この後もう1人の片翼と3年の時を超えた再会することをまだ知らない……
















?「ん……んん……あれ? ここは、どこだろう……?」


奏から離れた場所にて、セミロングの茶髪をした少女が目を覚ました。

彼女の名は『セレナ・カデンツァヴナ・イヴ』、マリアの妹でかつてアガートラームの装者だった少女である。

彼女は7年前、F.I.S内の起動実験で暴走した完全聖遺物ネフィリムの暴走を止めるべく、エネルギーベクトルを操作する特性を持った絶唱を放ち、暴走するエネルギーを操作しながらネフィリムを蛹状の基底状態にリセットするも、絶唱のバックファイアと燃え盛る炎に撒かれ、その直後に瓦礫の落下に巻き込まれてマリアの目の前で命を落とした……だが、彼女もまた奏と同様何故か生きているのだった。


セレナ「私、確か暴走するネフィリムを止めようと絶唱を歌って……っ! そうだ! マリア姉さん!」


セレナは姉のマリアのことを思い出し、辺りを見回すがセレナ以外誰もいなかった。


セレナ「マリア姉さん……何処にいるの……会いたいよ……」


セレナは1人ぼっちの寂しさから……そして、最愛の姉への
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