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X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
第1章 邂逅編
第1話 新暦世界の戦乙女達
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『新暦世界』

その世界は一見平和な世界に見えるが、過去に未知の力を持つ『聖遺物』と『ロストロギア』による超常的脅威で地球は疎か次元世界さえ揺るがすような大きな事件が起きたことがあった。

新暦2034年に『PT(プレシア・テスタロッサ)事件』と『闇の書事件』……

新暦2036年に『PM(フィル・マクスウェル)事件』……

新暦2043年に『ルナ・アタック』と『フロンティア事変』……

新暦2034年〜2043年の間に起きた上記の事件は、『高町なのは』・『フェイト・T(テスタロッサ)・ハラオウン』・『八神はやて』を始めとした『魔導師』達と、『立花響』・『風鳴翼』・『雪音クリス』を始めとした『シンフォギア装者』達の活躍により解決され、新暦世界の脅威の1つであった『ノイズ』もフロンティア事変の際に『ソロモンの杖』で『バビロニアの宝物庫』を閉じたことで出現しなくなったのだ。

フロンティア事変より数ヶ月が経った新暦2044年、シンフォギア装者達が所属している『特異災害対策機動部二課』は国連の直轄下にて超常災害対策機動部タスクフォース『S.O.N.G』として再編成され、時空管理局からなのは・フェイト、はやてを始めとした計7名の魔導師もS.O.N.Gに派遣された。

響やなのは達は救助活動や聖遺物・ロストロギア回収の任務をこなしながらも平和な日々を過ごし、誰もがこんな日々が続くのだと思っていた……しかし、新暦世界に生きる者達に刻まれた相互理解を阻む呪いーー『バラルの呪詛』による影響なのか、新たな脅威ーー錬金術師『キャロル・マールス・ディーンハイム』と、彼女に付き従う4体の『自動人形(オートスコアラー)』達が彼女達の前に立ちはだかる。

圧倒的な力を持つキャロルと自動人形達、そして解剖機関による分解効果を持つ新たなノイズーー『アルカ・ノイズ』の前に、シンフォギア装者達は一時ギアを破壊されてしまうが、キャロル達の元から逃げ出して来たホムンクルス『エルフナイン』の助力によりギアが修復及び強化され、響・翼・クリスの3人は新たに得た魔剣ダインスレイフによる『イグナイトモジュール』で、なのはやフェイト達の援護を受けながらキャロルを撃破した。

S.O.N.Gはキャロルを倒したことで暫しの平穏を得るが、『レイア・ダラーヒム』、『ガリィ・トゥーマーン』、『ミカ・ジャウカーン』、『ファラ・スユーフ』……4体のオートスコアラー達がまだ残っている限り脅威が完全に消えた訳ではなかった。

S.O.N.G、そしてシンフォギア装者と魔導師の戦乙女達はオートスコアラー達との再戦に向け、次なる行動に移っていた……
















響「うおおおおっ!!」

なのは「はああああっ!!」


明るめな橙色
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