暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga9-A語り継がれざる狂気〜King of plant〜
[3/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
たし達が他の世界から来たこと、管理局という組織の人間であること。そして悪い奴らが魔力結晶、オバラトル氏が言うに“アポローの輝石”を狙っていること、わたし達がそれを阻止しに来たことなど。
『なるほど。・・・そういうことなら護衛を任せようか。私は人に神と崇められているけど、戦なんてやったことがないから強くはないと思う。ただの話せる大きいだけの動物だからね。だから君たちがこの場に留まることを許可するよ。信者たちにも伝えて――ひょっとして、アレが悪者かい?』
オバラトル氏の視線の先を追えば、ステージを囲う石柱群のところに人が立ってるのが判った。ただ、“T.C.”メンバーの特徴である「トラウマの人物・・・に見えない」から、“T.C.”だって断言できない。でも「侵入者を視認。各騎、交戦用意!」って指示を出す。オバラトル氏は、あの人物を信者と即判断しなかったことから、初めて会う人物と考えられるからね。
(シャーリーンから連絡が来なかったなぁ)
『おお! どこからともなく武器を出した! すごいね、異界の者たち!』
『わたし達が戦闘を担当しますので、あなたはここで待っていてください。セラティナ、この付近一帯に念のために結界を。ルミナとクララ先輩は、アポローの輝石を防衛!』
『了解!』
――
多層封獄結界
(
パーガトリー・アークケイジ
)
――
セラティナは即座に五重の強装結界を展開。魔術じゃなくて普通の魔法による結界だけど、層を重ねるごとに魔術でも1発で破壊できない強度を保つことはすでに実験で確認済だ。それでもダメなら、クラリスに結界を任せよう。
『・・・了解』
『近付く奴は全員、私のスキルでどこかに飛ばす!』
戦力外として少し落ち込むルミナ、それにクララ先輩とセラティナを残し、わたし達はさらに侵入者に近付いていく。その最中、侵入者が右手に持つ杖の石突でステージをコツンと打った。
――モレスタル――
それを合図としたかのようにステージ外周の至る所から巨木が次々と生えてきた。それに驚く間もなく「魔力結晶をお借りしたく参上しました!」って侵入者が叫ぶと、ステージからミシミシ、バキバキって音が鳴り始めた。さらに盛り上がってきたと思えば、極太の「根っこ!?」が何百本とステージを割って持ち上がった。
「管理局員の皆さん! 僕に戦闘の意思はありません! ただ、そこに在る魔力結晶を借りに来たんです! 安心してください! T.C.は、借りたものはあとでちゃんと返す組織ですから!」
「まぁ返すんだろうけど、魔力を奪ってからでしょ? それじゃあ意味がないんだよ?」
「T.C.メンバーであると自供したのを確認! 特騎隊、交戦開始!」
魔術師化できるわたし達は魔力に神秘を乗せて、「待ってください! 本当に
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ