第五章
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「お勉強が一段落したら着替えて」
そうしてというのだ。
「お友達と一緒に出掛けたの」
「そうなんだな」
「ちなみに今下着ティーバックだから」
「何っ!?」
「黒のティーバックだから」
法子は兄に無表情のまま下着の話をした。
「穿いてるのは」
「おい、中三でか」
「浴衣はそれだと線が出ないから」
「それでも派手で早過ぎるだろ」
「そうね、嘘だけれど」
「嘘かよ」
「冗談よ、ちゃんといつもの下着穿いてるから」
「それだと線が見えるんだろ?」
「その上に半ズボンみたいなパンツ穿いてるから」
普通の下着の上にというのだ。
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