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機械の夢
第01部「始動」
第07話
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控える。サレナ1機で削る作業が主な行動だ。
 誰かのサポートがなければ動けない体だが、ラムダが俺のサポートにつけるなら…
「…ふ〜ん。少しは頭のしこりが取れたみたいだね」
「誰かさんのお陰でな」
「…ちゃんと反省しているのね」
 反省…か。反省では済まないだろうが。
「後悔…はしていないが、許されない事だとは思っている」
「はぁ…女の子を無理やりなんてゲ な事を反省していないってわけね」
 …ラピスがいるから余り酷い言葉を使いたくないのか。もしラピスが居なかったら、レイプ魔だのなんだの言われていた気がするな…
「これからの事を考えると、俺から離れた方が良いと思うからな…それで、ネルガルはどうする?俺を売るのか」
 だったらここに二人だけで来ることはないだろうがな。だが、もしも援助が受けられないのなら別の道を模索しないといけない。
「君には死んでもらう」
 アカツキが全てを言い終わる前に、ラピスの耳を塞いで離す。
「!」
 ラムダがビクッとユーチャリスを操作しようとしていたが、アカツキは静かにコミュニケを触るとラムダが悔しそうな声を上げた。
 動力が落ちていたら船はなにも出来ない。ラムダが別に何かをしようとしていたが、それを止めさせる。
「君は驚かないんだね」
「一度はお前に救われた命だからな。目的さえ遂げられたら好きにして構わない……っと昨日までなら思っていた」
「今は違うのかい?」
「ああ…今はラピスの為に生きると約束……したからな」
 言い終わると、聞こえたのかラピスが小指を俺に向けてきた。
「ハッ……いい。いいね っグェ!」
 腹を抱えて笑うアカツキにエリナが肘を入れていた。
「正確には、アナタにはテンカワアキトの名前を捨ててもらうわ」
「それでは済まないだろう」
 ラムダが胸を撫で下ろすのが見える。
「勿論。此方がいくら口で言っても、テンカワアキトを引き渡さないとどうにもならないわ。だから、一度アナタを売ったという事実が欲しいの」
「…どうするつもりだ?」
「それなんだけどね…」
 アカツキが視線を下げる。見ているのはラピスだ。
 ラピスは話をじっと聞いて何も喋らない。売った売らないの内容がまだ分かっていないのかも知れないな。
「ラムダ。ラピスの食事はまだか?」
「は、はい」
 キンっと音がなって出てくるレトルトの食事。皿に盛り付けられた食事をラムダが持ってくる。
「ラピス」
「いただきま、す」
 今日はスパゲティのようだな。
「…俺は向こうで好きにしていいんだな?」
 一度捕まって、逃げればいいんだ。CCを隠し持っておけばいい。体内にでも仕込めばそうそう取り出される事もない。
「ああ。本当なら、君がサレナで戦って死んだように偽装したい所だけどそれだと、ラピスくん…僕らが君
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