第6話「想いの竜ーテイルドラゴンーその3」
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『クリスタルの完全破壊を確認した』
よし!!あとは残ったジェラシェイダーを……。
「ク……オ前タチ……ヨ……クモ……私ニ恥ヲ……」
声のした方を見ると、クリスタルの欠片が霧となり、集合してジェラシェードの姿を形作っていくではないか!!
「おいヒーローC、どうゆうことだよ!!」
『まさかまだ生きているなんて……計算外だ……』
これがJフィールドの力だというのか!?
いくらなんでもしつこすぎるだろ……。
「オノレ……覚エテイロヨ……次ニ会ウ時、ソレガオ前タチノ最期ダ!!」
空中にゲートが開く。あいつ逃げる気か!!
「逃がしてたまるか!!」
再びバックルに手をかざす。
「アントライオンギルディ、出番だぜ!!」
今度は監禁属性の属性玉を装填する。
『監禁属性プリズン』
「いっけえぇぇぇぇぇ!!」
頭上に銃口を向け、引き金を引く。
「バカメ、何処ヘ撃ッテイル」
残念だったなジェラシェード、この弾はお前に当てる為のものじゃない!!
俺が撃った弾は空中で弾け、四角いフィールドとして広がっていった。
「コ……コレハ!?」
「監禁属性の監禁空間だ。お前もジェラシェイダーも、もう逃げられないぜ!!」
「キ……貴様ァァァァァ!!」
怒り狂ったジェラシェードはこちらへ向かって突っ込んできた。
「ジェラシェイダー共、オ前タチモ行ケ!!」
残ったジェラシェイダー達が一気に押し寄せてくる。
数で攻めれば勝てるとでも思ったんだろうか?
残念ながら、こっちには一騎当千の力を持った仲間ともがいるんだよ!!
「ウルフギルディ!一緒に戦ってくれ!!」
学生服属性の属性玉を装填すると同時にジェラシェイダー達が一斉に飛びかかる。
「危ない!!」
物陰から慧理那の叫び声が聞こえたが、俺はこの程度でやられはしない!!
『学生服属性スクールユニフォーム』
電子音声とともに、投入口から……なんと学ラン(いや、丈が長いから特攻服と言うべきだろうか?)が出現し、まるでパーカーゴーストのごとく、周囲のジェラシェイダーを薙ぎ払う!!
「うお!?なんかスゲェ!!」
ジェラシェイダーを薙ぎ払った学ランは俺の上からやっぱりパーカーゴーストのように装着される。
体中に力が漲ってくるのを感じる……これが学生服属性……。
「ナンダソノ姿ハ!?」
「オラァ!!」
目の前まで迫っていたジェラシェードの鼻っ面にパンチを食らわせる。
「グッハァ!!」
「オラオラオラァ!!」
更に連続でパンチを決める。
「ウぐアァァァァァ!!」
後方へ吹っ飛ばされていくジェラシェードを
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