第6話「想いの竜ーテイルドラゴンーその3」
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かったです。だけど私は今日、貴重な体験をたくさんする事が出来ました」
「貴重な……体験?」
「今まで何回もツインテイルズの戦いを身近で見てきて、それをすっかり見慣れたつもりでいました。しかし今日、今まで見てきたものとは全く違う、厳しい戦いがあることを知ることができました。また、諦めずに応援する事が、どれだけヒーローたちの力になるかを実感することができました。それから誰よりも早く、テイルドラゴンの新たな姿を見ることができましたし……なにより……」
「なにより?」
「……憧れのヒーローに抱きかかえてもらえたことが一番嬉しいのですわ///」
「そうですか……」
ご満悦のようで何よりですがお嬢様、顔が恋する乙女のような顔になっていますよ……。
それに、その言葉はテイルドラゴンと仲足、どちらに対しての言葉なのか……。
まあどちらにせよ、私は反省したほうがいいかもしれない。
婚期を逃すまいと焦りすぎたが故、あのような輩に身体を乗っ取られてしまったのだ。
これからはもう少し抑えめにした方がいいのかもしれない。
エンジンをかけ、アクセルを踏み込む。
今度、仲足にお礼をしなければ……。
そうだな……私の婚姻届けでも送ってやるか。
お顔全体で喜びを表しているお嬢様を乗せ、私たちは帰路に着いた。
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