第6話「想いの竜ーテイルドラゴンーその3」
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睨みながら答える。
「この力は全て俺の仲間たちから受け継いだ想いの力……俺と友の絆の力だ!!」
足に力を込めて前方に跳び、ジェラシェイダーを殴り飛ばす。
更に後ろから迫るジェラシェイダーにもパンチをお見舞いする。
ついでに隣の奴の顔面にキック!!
目にもとまらぬ速さで、俺を取り囲んでいたジェラシェイダーは全滅した。
「想イノ……力……ダトォ!?」
「尊さんの心を踏みにじり、俺の親友たちをあんな目に逢わせ、人々の心の弱さに漬け込み利用したお前は……絶対に許さない!!」
学生服属性を解除し、ジェラシェードに向かって左腕を掲げる。
「オーラピラー!!」
左腕のプロテクターから光の柱が昇竜の如き姿をとって、ジェラシェードに喰らいつく!!
「ウ……動ケン……」
「ブレイクレリィィィィィズ!!」
溢れ出したヒーロー属性の属性力エレメーラが竜の如きエネルギー体となって俺の周りを渦巻く。
そのまま空中へ跳躍し構えをとると、エネルギー体は俺を追うように俺を取り囲む。
更に、俺を浮かせてくれているらしく、スラスター無しでも、そのまま体制を整えやすい。
後は飛び蹴りの構えをとれば!!
「ドラゴニックゥゥゥゥゥジャッジメントォォォォォ!!」
俺がジェラシェードに突っ込むと同時にエネルギー体は俺を包み込み、共に邪悪を?み砕く!!
「ウガアァァァァァ!!」
ジェラシェードの体を突き破り、余った勢いでスライディングしながら着地する。
ブレーキをかけて停止した途端、ジェラシェードは爆散した。
そして、それと同時に赤い空間に亀裂が入り、Jフィールドが消滅していく。
監禁空間を解除し、戻ってきたドラゴファングをキャッチし、ドラゴホーンと共に転送する。
「お疲れさん」
「やりましたわ!!」
「よし!!」
「凄いよヒロ兄!!」
「うむ、見事な戦いぶりだったな」
後ろを振り返ると皆が物陰から出てくるところだった。
テイルドラゴンの勝利を喜ぶ皆にVサインを送る。
『千優、もうひと仕事残ってるぞ』
え?まだなんかあったっけ?
そう思ったがすぐに思い出した。
「操られていた人達の治療しなきゃ……」
『神堂慧理那が桜川尊を慰めている間に集めておいたから、早く治療してやれよ』
「あ……ありがとう……」
いつの間に……。手際がいいな。
もう一度バックルに手をかざし、医者属性の属性玉を取り出す。
「ドクターフィッシュギルディ、戦場の天使ドクターエンジェルの本領発揮だぞ」
『医者属性ドクター』
医者属性の属性玉を装填すると、プロテクターの上に白衣が羽織られる。
気絶さ
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