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俺、リア充を守ります。
第5話「想いの竜ーテイルドラゴンーその2」
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だなぁ、と確認しつつ書類の半分を持つ。

「生徒会室までお願いします」

「ガレット!!」

「流石師匠です!!」

 両手が塞がっていて敬礼できないのが残念だが、生徒会室まで歩き始める。

「しかし、仕事の能率が良いと評判の生徒会が集計遅れなんて……珍しいな」

「それが、ここ最近集まりが悪かったんですよ……」

「そうか。ったく、仕事もせずに何してんだか……」

生徒会が聞いて呆れるぜ。

「本当は千優さんにも、生徒会に入ってもらいたいのですが……」

「前から言ってるけど、俺なんかが向いている仕事じゃないと思うぞ?」

実は慧理那からは二、三回生徒会に誘われているんだが、全部断っている。

生徒会に入ったらその仕事で総二と愛香の絡みが見られないし、テイルドラゴンとしての活動に支障がでるかも知れないからな。

「そうでしょうか?千優さんは適任だと思うのですが……」

「趣味に費やす時間が減るのはゴメンだしね」

「はぁ……」

 そんな事を喋りながら、俺たちは残りの書類を集計していった。

 

 □□□□

 

 私立陽月学園 ツインテール部の部室内

「ヒロ兄遅いな……」

 ツインテール部内はいつもより静かだった。

 いつもなら痴女トゥアールの蛮行→愛香のバイオレンスツッコミ→その結果大騒ぎ、の流れである意味退屈しない程騒がしいのに、そのトゥアールがゲッソリしているからだ。

「あんたがゲッソリしてるなんて珍しいわね……」

 愛香もお茶を淹れながら驚いている。

「最近……総二さまの部屋に侵にゅ……お邪魔しようとしたら……妨害されて……」

「それは毎晩の事でしょ……ってそういえばあんた最近大人しいわね?」

  ここ最近、総二が夜に目を覚ましたら愛香とトゥアールが部屋で喧嘩していた……ということがめっきりなくなっているのだ。

 静かに眠れるのはありがたいが、彼も少し気になっていたところだ。

「それが……毎晩あのトラップに邪魔されて……」

「あのトラップ?」

「……ひょっとして、ヒロ兄が設置していたあれ?」

「そういやヒロ兄が俺の部屋の前に何かパネルみたいなのを何枚かセットしていたような……」

「毎晩……攻略しようと……対策練る度に……違うパターンで……追い返されます……」

「一体どんなトラップに引っかかっているんだ……」

「自業自得よ!!私も安心して熟睡できるし」

「もうこの際……ここで総二さまを襲ってしまえば「させるわけ無いでしょ!!」グリドン!!」

 愛香の鉄拳がトゥアールの脳天に炸裂し、トゥアールが妙な悲鳴を上げる。

「ネバーギブアップ……」

「ここまで
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