第3話「Cの追憶/決意の夜明け(ライジングサン)」
[1/24]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
前回までの「俺、リア充を守ります」、今回の事件は……、
謎の少年から変身携帯「ヒーローフォン」を授けられた俺は、今夜この世界にやって来る新たな脅威、「暗黒生命体ジェラシェード」を倒すため郊外にある廃墟ビルに向かった。
しかしそこには、いつもツインテイルズと戦っている怪人「エレメリアン」達がいて……。
□□□□
郊外 廃墟ビル 午前2時45分頃 ジェラシェード到着時間まであと約15分
「名乗る名はないが、俺には戦う理由がある!!」
変身した俺は、そのままエレメリアン達に突っ込もうとする。
その時、アントライオンギルディが動いた。
「ここはオレが行くぜ!!」
そう叫ぶと同時に、その鍛え上げられた拳を地面に放つと……、一発で地面に穴が開いた……。いや、違う……これは!?
『これは……蟻地獄!?』
それは穴などではなく、巨大な蟻地獄だったのだ!
「そう、これがオレの得意技……監禁蟻地獄コニカル・プリズン!」
ヤバイ、引きずり込まれる!!そう思った時にはもう遅く、俺は蟻地獄の中へと落ちていった……。
筈だったが、蟻地獄の中にはなんと、体育館ぐらいの広さで、壁から床、天井まで石で囲まれた、牢獄のような部屋があった。
「ッ!?なんだこの部屋は……」
「ここは、オレの能力で作り上げた監禁部屋だ」
後ろを振り返ると、アントライオンギルディが立っていた。いや、ウルフギルディとタランチュラギルディ、ドクターフィッシュギルディの三体もいる。
そして、いつの間にか試合用のリングが用意されていた。
「決闘には相応しい決闘場が必要だろう、ここがオレたちとお前の決闘の場だ!」
そうゆうことか、四対一じゃ卑怯だから、一人づつ決闘で倒せってことだな。
「よし、分かった。まずは誰からだ?」
「まずは……」
「俺だ!俺に行かせてくれ!!」
そう言って進み出てきたのはウルフギルディ、たしか属性は学生服属性スクールユニフォームだったな。
「小僧、ヘマするんじゃねえぞ」
「するわけないだろ!それに、こいつと最初に戦うのは俺だって決めてたんだ。文句無ぇよな!!」
「……リーダー、どうする?」
「いいだろう。ウルフギルディはこの中で一番の若手、先陣をきらせるにはもってこいだ」
……という訳で、俺の最初の相手はウルフギルディとなった。
「ルールは簡単。先にダウンするか、全身がリングから出たら負けだ。君が勝てば、私たちの属性玉エレメーラオーブはくれてやってもいい。しかし、君が負ければおとなしく私たちに捕まってもらう、それで文句はないな」
「「「異議なし!」」」
負けたら
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ