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ヘルメスの知恵
第二章
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「そのことは絶対です」
 アルゴスは生真面目な声で答えた。
「私にとって」
「なら神の差し入れは受け取るな、そしてだ」
「これよりですか」
「ずっと暑い中にいて喉も渇いているであろう」
 気遣う素振りも見せた。
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