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カーク・ターナーの憂鬱
第24話 夢見た漢
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調査も受けるはずだ。素直に応じるとともに、貴官らの素直な気持ちを私も尊重するつもりだ。我々の新しい門出に」

そう言って敬礼すると、二人も敬礼した。そのタイミングでドッキングが完了したのだろう。ガタンとエアロックから音が響いた。帝国軍大将の亡命ともなれば、情報部でもそれなりの役職者が対応するはずだ。対応を間違わなければ分室のひとつも任せてもらえるだろう。同盟の実情を理解する意味でも、情報機関に所属しておきたい。

「とは言え、ちゃんと通じるだろうか......」

帝国では、密かに同盟語を学習してきた。ただ、実際に話したことはない。何から露見するか分からなかった以上、私は用心に用心を重ねて来た。やっと学習教材の音源以外の人物と同盟語を話せる機会が来たと思うと、それはそれで感慨深いものがあった。

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