第二章 勇美と依姫の幻想郷奮闘記
第47話 新たなる兆候
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どね」
「それだけ悪態をつけるなら大丈夫なようね」
「……病人にそれは酷なんじゃないかしら?」
何だかんだでパチュリーの方も大事には至っていないようだ。
そして、このやり取りは依姫なりのパチュリーへの気遣いなのであった。
彼女が持病の喘息が一因で、部外者である依姫に強力を要請しなければいけなかった事は、少なからず彼女の自尊心に刺激を与えているだろう。
「……ありがとう」
パチュリーはお礼を言った。自分の助けを呼ぶ声に応えてくれた事と、自分のなけなしのプライドを然り気無く気遣ってくれた事に。
「ええ、貴方は無理をしないで休んでいて下さい」
そう言って依姫はパチュリーを制した。
取り敢えず咲夜とパチュリーは無事であった。
その事を確認出来て一先ず安堵した依姫は、当面の問題に意識を向けるのだった。
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