第二章 勇美と依姫の幻想郷奮闘記
第46話 天上の鎧:後編
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。こういう光景が好きなのは、さすがは悪役を好むだけはあるという事だろう。
「ですが、皆さん。取り敢えず、この後宴会もある事ですし、楽しむ事にしましょう」
「そうでしょう、総領娘様」と衣玖は目配せしながら天子に言った。
「そうね、それじゃあこの後はみんなで楽しみましょう♪」
そして一行は天界のおもてなし第二幕の、宴会の会場へと歩を進めるのだった。
◇ ◇ ◇
そして四人は比那名居邸の通路を会場へ赴くべく進んでいた。
そこにばっと人影が飛び出してきたのだ。
何事かと目を凝らした四人。
そこにあったのは、両手に桃を山ほど抱えながら口にもはしたなく桃をくわえた……豊姫の姿があった。
「むぐう」
呻く豊姫。
それに対してその場に言葉を口にする者はいなかった。
──最早、言葉が介入する余地はこの空間には存在しない事を四人は良く分かっていたからである。
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